浅草鬼嫁日記 九 あやかし夫婦は地獄の果てで君を待つ。 (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2021年7月15日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040736617
作品紹介・あらすじ
ライの凶刃に倒れた真紀。その魂が落ちたという地獄へ、馨は迷うことなく向かう。地獄では酒呑童子となり、鬼の獄卒として働く馨。彼岸花の咲く地獄の果てで、朽ちていく大魔縁・茨木童子――真紀を救い出すために。
感想・レビュー・書評
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真紀を助けるために地獄へ向かった馨。
シリーズを通しての色々な謎が明らかになってきて今までの話を読み返したくなってきました。
内容的には閻魔大王も地獄の仕組みもあやかし夫婦の世界観にとても合っていて面白く読めました。
茨姫の切ない想いも馨の素直な気持ちもとても純粋で、ページ数も多くないですが時々涙が溢れました。
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地獄に落ちた真紀ちゃんを、馨が地獄まで助けに行くんだけど、色々と頑張らないといけない訳。
晴明の謎が明かされたりとか…。
ねぇ、ねぇ、知ってた?地獄の鬼って公務員なんだよ。
蜘蛛の糸も出てくるの。
読んでのお楽しみ!
イッキ読みでした。 -
叶先生の正体がとうとう…!
今巻まで切なかったけど、クライマックスに向けて話がどんどん進んでるな…と。
次巻で最終回らしい。
最後まで読んでいこう。 -
「地獄への行き方」
目覚めた時に居た場所。
現在を生きている間は沢山の得を積んでいたかもしれないが、それだけでは全然足りないぐらい過去に起こした事柄は大き過ぎたのだろうな。
「冥土通いの井戸」
探し求めて落ちた先は。
今まで聞いたことのない名を名乗り地獄で消えた彼は一体何なのか謎だが、潜入に必要な手順を教えてくれたからこそ無事物事が進んでるよな。
「閻魔大王」
助ける為に必要な手順。
現世に連れて帰るという目的だけを考えれば時間の流れが違うというのは重要な事になるが、地獄では普通に日々が過ぎるのはいいのだろうか。
「獄卒生活」
全ての働きは昇格の為。
一刻も早く彼女の元へ向かう為と思うなら、きっとどんなに厳しく困難な状況下におかれても迷うことなくひたすら突き進み続けるのだろうな。
「浄玻璃の鏡」
鏡が見せた物の記憶に。
殺された際に首を持ち去られなければ彼女は死を受けいれ、身体がボロボロになるまで荒れ狂うことも無く現実を受け入れていたかもしれない。
「叶の正体」
名前が違う同じ顔の者。
映像などに記録されていたからこそ気付けた事だが、何も残っていなかったら誰一人として彼の行ってきた事に気付かず終わっていただろう。
「地獄の果てまで」
全てをかけて護りたい。
前世で自分が亡くなった後に起きた出来事をしっているからこそ、どんな事があっても必死に彼女の事を探し出し一緒に帰ろうと言うのだろう。
「英雄の帰還」
目覚めて直ぐに浅草は。
二人の鬼が離れる事が計画のうえで起きていたとしたら、今まで寸分の狂いなく進んでいたであろう物語に再び登場する事は記されているのか。
著者プロフィール
友麻碧の作品






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