ここは墨田区向島、お江戸博士の謎解き日和 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 28
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040736631

作品紹介・あらすじ

唯一の家族だった祖母を亡くした天涯孤独の大学生・祐里は、祖母の貸家に住む冴えない歴史ライター・桜介と出会う。二人は下町ならではの事件へ挑むが、一方で祐里は未だに祖母との喧嘩を悔やみきれずにいて――!?

感想・レビュー・書評

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  • 一話から三話まで読みながら思ってたのは、帯の言葉がちょっと大げさ過ぎないかな?でした。
    〈読めばきっと家族を思って涙する〉
    実際は終章でぼろ泣き。すみません。帯文に偽りはなかったです(TдT)ただ家族をというより桜介さんの優しい言葉で涙がこぼれました。
    p292「祐里ちゃん。喧嘩になったとはいえ、祐里ちゃんは八千代さんの身体のことを考えてたんだろう?それはきっと伝わっていたさ」
    ほぼ祐里ちゃんに感情移入して読んでたから、ああ!わかってくれてる~。と気持ちが高ぶってしまった。
    自分のことを自分以上にわかってくれる。そんな人がそばにいるだけで幸せだと思う。
    終章でぼこぼこ伏線が回収されていって、中でも建て替え工事の件が出てきたときはびっくりした。一話で終わったことだと思ってたから。この話が出てきたときは「え?すごい!」と思わず呟いてしまった(*^^*)
    桜介さんは琥鉄くんがいるからなんとか生きていける人だと思う。いなかったら祐里ちゃんは力ずくで家賃をもぎ取るか家から追い出しそう。
    私が琥鉄くんに惚れたところp83。
    琥鉄くんが自分のポスト型の貯金箱を家賃の足しにと祐里ちゃんに差し出したところ。可愛い過ぎる♡

  • 万年貧乏の上、言い訳ばかり並べて(子供を免罪符にするな)家賃を支払わない桜介のことが、序盤はどうにも好きになれなくて苦労した。
    いやもう言い訳が見苦しい。
    誠意がない。
    そりゃ祐里ちゃんに締め上げられても仕方ない。
    いいぞ、もっとやれ。

    ただ江戸時代を中心とした歴史知識に基づく謎解きは流石。
    それに段々と彼の過去の経歴やら奥さんとのことが見えてくると見方が変わった。
    過去に色々あったからこその今のキャラなのかなと。
    まあそれでも苦手なタイプに変わりはないけれど。

    その分、彼の息子の天使っぷりがもう癒し。
    観察力も凄いので推理の助けになることも。
    可愛いし、思いやりもあるし、助手としても有能。
    本当に天使かな。

    江戸時代の興味深いエピソードも登場し、謎解き・歴史ネタとしては本当に面白かった。
    ただ個人的に結局最後まで桜介のことは苦手なままだったのは申し訳なかった。
    過去のことだけでは相殺しきれなかった……本当に申し訳ない(生理的に苦手なタイプだった)

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著者プロフィール

2018年、本作がアルファポリス「第2回キャラ文芸大賞・ご当地賞」を受賞、出版に至る。

「2019年 『谷中・幽霊料理人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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