偽りの君と、十四日間の恋をした

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 54
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040736952

作品紹介・あらすじ

女子が苦手な高校生・湊人は、見慣れない同級生・繭から告白をされる。断るつもりも彼女の勢いに呑まれ、つい交わした約束。それは一冊の手帳に書かれた未来日記を、一緒に叶えることだった――。儚い恋愛青春物語。

感想・レビュー・書評

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  • いつまでも何かに囚われて同じ場所に居続けることはできない。
    変わらない感情が変わっていることを示すことだってある。
    時の流れは悲しいほどに良くも悪くも傷を癒してしまう。
    湊人の叶絵に対する感情も、繭の叶絵に対する感情も
    忘れられないし忘れたくない。
    そう思えば思うほど新たに芽生えたお互いに対する感情が切なく、そしてより切実なものに感じられてしまう。
    なんとかしてあげたいと勝手にしろという相反する感情や、
    中途半端で鬱陶しいのに嫌いになれない感情は、
    ただひたすらに好きだという感情よりもより執着も伴って根深いように思える。
    叶絵の大好きな女の子と大好きだった男の子が幸せになる方法はいくつかあると思うけど、二人が一緒に居て幸せになって欲しいと願ってしまう。

  • すごく辛かった。
    誰かにすごく勧めたい。
    感情移入してしまい、涙が出た。


  • 繭も湊人も、すごくいいよさんらしいなぁ。

    このほどよい苦さと微妙な拗らせ具合は、彼女にしか表現できないものだなといつもおもう。

    繭を受け止めるには湊人はまだ早いかなと感じたけれど、18歳でこんな恋を二度経験した彼はきっといい男になるんだろうね。
    5年くらい経って、どこかで話をする繭と湊人を想像して頬が緩みました。

    若い頃の恋愛って、持久力がないから瞬発力なんだよね。
    だからこそ永続性を求めてしまうけれど、刹那の愛おしさを噛み締めることも大事だから。

    叶絵ちゃんはずるかったね。わたしはそういう女のずるさは大好きだけど、なかなか罪なことをする。

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著者プロフィール

大阪市在住。2012年に『君が落とした青空』(スターツ出版)でデビュー、累計15万部を突破する大ヒット作となる。そのほかの主な著作に『黒猫とさよならの旅』『きみと、もう一度』『飛びたがりのバタフライ』『星空は100年後』『1095日の夕焼けの世界』(以上、スターツ出版文庫)、『図書室の神様たち』『海と月の喫茶店』(以上、小学館文庫キャラブン! )、『ウラオモテ遺伝子』(PHPジュニアノベル)など多数。第7回ネット小説大賞を『それでも僕らは、屋上で誰かを想っていた』で受賞。直近の話題では『交換ウソ日記』がシリーズ累計30万部突破。同作のコミカライズ展開も好調。青春の心の傷や葛藤を描く小説世界にはファンが多く、近年は児童文学の執筆など活躍の場を広げている。

「2021年 『文庫 きみに「ただいま」を言わせて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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