スパイ教室04 《夢語》のティア (ファンタジア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040737416

作品紹介・あらすじ

近日公開予定

感想・レビュー・書評

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  • 帝国が放つ正体不明の組織『蛇』を暴くために、ムザイア合衆国の大都市ミータリオで『灯』が戦う。
    今回はティアがメインで、アニメの2nd seasonでも描かれていたお話でした。
    特に紫蟻との戦いは圧巻でした!

  • 面白かった。今回のメインキャラクターはティア、灯火以前から焔と関わっている唯一のメンバー。クラウスの前ボスとのEPもちょっと言及される。国外実践活動となるが、卒業試験的な位置付け。これは本当にラノベと軽んじてはいけない、本格スパイ小説。キャラクターが萌え要素多く、ちょっとチート能力があるだけ。そして、個人的には無駄に強いというのは読んでいて非常に安心感があるのでよろしい。ラノベというのは”安心感”付きなのかもしれない。さらに、成人向き(その言い方もナニな感じだが)のスパイモノにありがちな、過激な性的表現もないのが好ましい。すこぶるつきに楽しく、そのままハリウッド映画になりそうな感じ。
     小冊子はエルナのお話。これは非常に良い。
    エルナとアネットは推します。

  • 【絶望に沈むあなたを救い出す憧れのヒーローになる為に】

    帝国の組織の尻尾を掴んだチーム灯は、ミータリオに降り立ち、自信喪失したティアの脳裏に憧れのスパイの言葉がよぎる物語。

    敵の策略にまんまとかかり、その甘さ故に失敗してきたティア。
    本当に皆の命を預かる任務指揮をするべきか思い悩んで。そんな葛藤に揺れる彼女を支えるあるスパイの言葉。
    紅炉が遺してくれた教えを元に権謀術数が渦巻く闘いに身を投じる。
    己の理想を認めてくれる人の為に自分自身を誇る。
    紅炉の教えを胸に絶望から仲間を救う事で。

    本当になりたかった自分になるのだ。

  • 自信のなかったティアがヒーローに成長した巻だった。
    スパイにとって大切な交渉ごとがきちんと武器として役に立っていた。

  • ティア回。
    周りの少女たちが皆、成長していて自分だけが取り残されると感じるのは辛いだろうな。
    確かに「相手の目を見つめると相手の欲望が分かる」という能力は、結構使いづらいだろう。
    だが、ティアはその能力に加え、有り余る美貌も持っている訳で、スパイにはこういう誘惑キャラも必要だと思う。
    前半はひたすらティアが悩んでおり、普段の奔放な言動に反して心は繊細なんだなと感じた。
    それを補ってくれる仲間の少女たちの存在はもう心強いなんてもんじゃなく、ティアの一部と言っても良さそうだ。

    特に今回、私の推しキャラであるモニカの活躍ぶりは凄く、惚れ直した。笑
    何でもそつ無くこなせるというレベルではなく、プロ並にできてしまうモニカ。
    なんとなくモニカの好きな人はリリィな気がする。

    前回捕縛した「屍」が結構重要なポジションだった。再登場すると思わなかったので意外だったし、彼の最期は良かったな。
    いくら心を入れ替えたと言え、罪のない人を殺め続けた過去までは清算できないし、彼の死に対しては特に悲しみはない。悪人は成敗されて然るべきなのだが、悪人までも救済しようというティアの姿勢は素敵だった。

  • 死してなお影響を及ぼす紅炉の存在がカッコ良すぎる。ティアが成してくれることまで計算の上とか…。

    モニカの器用さにも驚いたけど、サラの特技もかなりすごいと思う。命懸けの戦いで連絡役は欠かせないわけだし。

  • 【Bookwalker】
    敵スパイチーム『蛇』を追いムザイア合衆国に潜入したチーム『灯』。一行を待っていたのは想像を絶する悪意で…。コンビを組んで敵と対峙するバトルシーンは手に汗握る展開で、そして今回焦点が当てられてたティアのエピソードにはジーンと心に来るものがありました。今回も冴えた仕掛けがあり、読み応え十分です。今回の事件でチーム『灯』は遂に完成形になった感じがありますね。そんなチームを待ち受ける次の任務は?今後の展開が大いに気になります。

  • ティアが頑張っていた回。それにしても色々と文章構成騙されたというか、上手いというか。面白かった。

  • 8人の少女とクラウスが一丸となって挑む任務。痛快な読み味はいつも通り。構成や練り込まれた伏線も素晴らしい。クラウスの「―このお遊びにはいつまで付き合えばいい?」って決め台詞がここぞ!という決めシーンに出るもんだから、読んでるとほんと鳥肌もんです。

  • 誰かのためにいてくれたこと、
    誰かのためにやってくれたこと、
    誰かのために手のひらで踊らされている、
    上手に踊る
    自分で踊るのか、
    踊らされるのか、
    自分が生きるために、
    誰かのてのひらの上でも
    できることをできるように。
    自分の力を発揮する。
    誰かの力のおかげで自分の力に気づくことができる、
    誰かの力が自分の力に気づかせてくれる。
    時を経て感謝する時です。

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著者プロフィール

第32回ファンタジア大賞《大賞》受賞作「スパイ教室」でデビュー。

「2023年 『スパイ教室10 《高天原》のサラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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