作品紹介・あらすじ
新たな暁上姫・明子の嫉妬に悩まされる頃。信濃の姫が帝の元へ嫁ぐ話が持ち上がる。信濃には「鬼姫」が存在し、帝や秋長とともに、千古は鬼都の偵察へ向かうことに。ところが道中、千古たちを最悪の悲劇が襲う――。
感想・レビュー・書評
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秋長の巻。今まであまり語られて無かった秋長の良さが詰まった一冊。
帝と千古が色んな意味で複雑な関係になってしまっているので、秋長の存在は本当に大きいなと思います。
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それぞれの思いがただ切なかった。
秋長は千古のことを想っているだろうとは思っていたけど、それこそ千古ではないけど、なんとなくそこに居てくれるような気がしていたから、まさか秋長がこんな風に逝ってしまうとは思ってもみなかった。確かに初手からやたら秋長が出てくる巻だとは思ったけれども!
明子や他の姫たちとの関係もきな臭くなってきたと思っていた前半が全部飛ぶくらい、秋長に全部持っていかれてしまった。
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今巻は…秋長ー!!って叫び出す回
え?秋長さんマジですか?召されちゃったんですか?
いや、きっと無事であることを願って次巻を読みます
千古ちゃんも秋長さんのこと大好きだから、落ち込みが心配…
秋長さんの独白も…切なかったなぁ
想いは気づいた時にはもう届かない
そして明子姫
読んでいる限りだといけ好かないなぁ
何を考えてるか分からないけれど、良いことでは絶対なさそうなのは間違いないと笑
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ええええええええええ。秋長好きだったのにー。全体的に、ライトなのかヘビーなのかつかみかねる。雰囲気にしっくり馴染めないまま突き落とされたかんじ
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唯我独尊な千古だったけど、どんどん正妃としての貫禄がつかざるを得ないのが切ない。憧れが別な方向へ向かっているのが解っているのか解らないのか、明子の存在も頭が痛そう。
帝との距離が近づいて良い感じになった矢先の乳兄弟の欠落。手のかかる妹みたいに思っていた千古への想いが恋と確信した後の秋長が切なすぎました。
そして、信濃の姫の存在も又脅威で、次巻が早く読みたいです。
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帯を読んで、惨劇にビビッて読み進めたが、たぶんこれは幼馴染を一時的に退場させて、恋を進めるためのものではないかと予想する。
著者プロフィール
1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。BLやファンタジー、ホラー、あやかしものなどの様々なジャンルで活躍中。
「2017年 『ばんぱいやのパフェ屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」
佐々木禎子の作品
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