京都烏丸のいつもの焼き菓子 母に贈る酒粕フィナンシェ (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 67
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040738048

作品紹介・あらすじ

小さな焼き菓子屋「初」は、無愛想な青年菓子職人が営む和の食材を使った西洋菓子店だ。丁寧に作られた「初」のお菓子は食べるとちょっと心が満たされて――しんどくも愛おしい、豊かな日常とおいしいお菓子の物語。

感想・レビュー・書評

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  • うーん。
    お菓子はとっても美味しそうなんだけど、一人称過ぎてちょっと読みにくい気もする。
    2話まではとても良かったんだけどなぁ。
    結局、わたしはこの人の文章が好みでなくて頭にあまり入ってこなったんだろうな。

  • とてもいい話なんですが、3話まで、とても切なくなってしまいました。でも、最後の終わりかたがとてもよかったです。

  • ★★★

  • 1話目は出てくるお菓子にワクワクしたけど、3話目以降は文章の雰囲気が変わって、更にお菓子よりも人が中心になったような感じ。
    個人的好みとしては、お菓子が中心の方が好みなので、だんだんトーンダウンしてしまった。
    自分の行動範囲にあったら、是非行ってみたいお店ではある。

  • 京都で焼き菓子を作っている小さなお店いろんな人と出会いつながりを持って生きていく楽しいことも苦しいことも焼き菓子で忘れてしまう

  • 無骨でシュッとした職人気質のイケメン店長とかわいらしくもスパッとクールなツッコミを入れてくれる店員さんの二人で営む焼き菓子専門店「初」をめぐる連作短編。
    入れ替わり立ち替わり現れる主人公の視点で繰り広げられる物語は砕け過ぎず、装飾過多にもなり過ぎずの程よい塩梅でサクサクテンポ良く進み、これぞライト文芸ジャンルの持ち味なんだろうなぁ。
    皆それぞれに日々の中で答えの出ない迷いに揺らされ、そんな中、丁寧に仕立てられた焼き菓子に出会うことで「自分なりの答え」を見つけていく。
    遠慮のないご近所さんの煩わしさや親世代との確執を描きながらも、物語を通して描かれるのは『程よい塩梅』でそれぞれの抱える軋轢に向き合い、寄り添う丁寧さ。
    扉を開いた時に最初に現れる店主(だったはず)の初音さんからのメッセージ、一話で描かれた家族との確執が鮮やかに回収される最終話はふたりが「初」という店に辿り着いたことで得られた喜びと、そこから生まれる物語はまだ続いていくことを示唆して終わる。
    世の中から押し付けられる無遠慮な押し付けに怒ってもいい、許せないことは許さなくてもそれでいい、と「おいしい焼き菓子」が手渡してくれる喜びと共に寄り添いながら生きていくことが丁寧に穏やかに描かれていました。

  • web小説を書かれていた時から作家さんの文章が好きで、お菓子好きなこともあり、久しぶりに紙の本を購入。短編の主人公は異なりますが、それぞれにお菓子を通して答えを見出して、一歩踏み出してゆく姿にホッコリとしました。続編が読みたいような、このお話はこのままでいいような...

    ただ、店員さんのお父さんが少しかわいそうに思いってしまったのは、私が父贔屓だからでしょうか。

  • 表紙買いしましたが、お陰でいい本に会えました。
    焼き菓子という小さな一口が救いになって胸に灯りを灯すようなお話が四篇、主役は移り変わるのにどれも共感できるような部分があって、響くものがありました。四話目は話の締めくくりとして店の中の人の話になりますが、その他の三話がただの客目線の話なのがいい。店員がしゃしゃり出て口を挟んで物語が進むのではなく、ただ客がこの店に出会い自分で感じるそのきっかけがこの店にあることが、このお店が本当に京都烏丸にあって私もいつか客として世界に入れるような地続き感を感じて嬉しくなる。
    実際読み終えて「京都」「烏丸」「焼菓子」で検索してしまいました。残念ながら焼菓子屋初は見つからなかったけど、実在してる気がしてる。

  • 表紙のお菓子が凄い美味しそうと思ったら、よく見たら絵で驚いた。
    何かしら閉塞感を感じている登場人物達が凄くリアルで、つい共感してしまった。そんな中、焼き菓子専門店「初(うい)」を通して描かれるふと呼吸が楽になる話達を読んで、自分も焼き菓子をつまみながら一服したい気分になるのんびりした作品だった。

    個人的にヴィンクラー先生がその後どうなったのかに思いを馳せてしまう。どちらを選んでも穏やかで幸せな生活を過ごしていて欲しい。

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