雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 二 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.55
  • (3)
  • (2)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040738789

作品紹介・あらすじ

◎富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞受賞作◎
(2019年度)

――――王を害すると託宣を受けて辺境に捨てられた少女は、王の后となる。――――

 不本意ながら再び後宮に戻された鈴雪は、とまどいながらも王と信頼を積み重ね、王の子の連続死の真実に迫っていた。
 恣意的に流された「世継ぎに恵まれないのは、王后の呪い」という噂。そして、先代王后と亡き王女の存在……。
 当初は敵対していたものの、協力し合うこととなった妃たちの手も借り、真実にたどりついたかに思えたさなか――鈴雪は毒に倒れてしまう。
 さらに王宮の必死の対応を嘲笑うかのように、亡きはずのある女の影が闇にうごめき……。

【1~2巻、2か月連続発売!】

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とても面白かった。
    可愛らしい表の顔の下に残酷な素顔を隠した天麗公主が王の側室と入れ替わった背景も知ることができたが、やはり、個人的には少し無理があるかなぁという印象はあった。

    ただ、ヒロインの健気さや前向きなキャラは一貫して好感度大だし、楽しく読めた。鈴雪が実は両性具有であったというのは予想外の展開であった。

    Amazonのレビューによると、この続篇があるらしいのだが、作者さんの事情で完結巻の刊行は難しいらしいとのことだ。カクヨムには完結編があるらしいので、サイトに行ってみようかなと思っている。

  • そういう落ち?

  • 漫画とWeb版既読。
    やっぱりすごい面白かった!時間なくてしばらく積ん読しといたんだけど読み始めたら止まらなくて一気読みしてしまった。この人の文章本当に好き。
    書き下ろし部分は全体的にあの人の掘り下げって感じだったけど、出来れば鈴雪と王様のことを掘り下げて欲しかった。
    Web版の最終話が収録されてないけど、続刊あるのかな?あるなら楽しみ。

  • 1巻での推測が激しく打ち破られた件について(笑)え?あの、登場人物に載せられてなかった側妃はあのままフェイドアウトなの?もしやあの側妃か関係者に実は殺られてる?ほんとにまぁ、まさかの!?まさかの!?で読んでたら、またしてもキタコレ!情報量多すぎ(笑)学生時代の哲学講座でアンドロギュノスという言葉を知ったし、それに関わるものを読めば、あのときのと思い出す。ちなみに哲学講座ではその単語しか覚えていない(笑)

  • 性別ファンタジーやBLが地雷な方にはオススメできません(>_<)

    ここ肝なので、あらすじや帯に書けないのは分かるのですが、子殺し事件の真相や後宮の確執部分は手に汗握るサスペンスで大変面白かったので、個人的にとても残念でした。

  • 面白かったけど、ふたなりにする必要ってあった……? 主上がそうしてもいいなら、男でよくない? 二重の託宣にするためなんだろうけど、いきなり出てきたのでちょっと戸惑ったかも。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

端正な文章で冒頭から力強く読者を作品に引き込み、独自の物語を描き出すストーリーテラー。ミステリ要素もある緻密な構成と、ドラマチックな世界観を描き出す筆力の高さを評価され、2019年度に「富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト」でファンタジー部門特別賞を受賞。本作はそのカクヨム掲載受賞作「雪花妃伝~藍帝後宮始末記~」を、大幅な改稿・加筆のうえ2巻に分冊し、上梓したものである。

「2023年 『雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

都月きく音の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×