蜘蛛ですが、なにか? 1巻 限定キャラクターデザイン集同梱パック (カドカワBOOKS)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 6
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040739304

作品紹介・あらすじ

1巻同梱パックに付随する「限定小冊子その1」と、2巻同梱パックに付随する「限定小冊子その2」は別のキャラクターデザインが収録されます。
限定小冊子その1の内容は、「私」、シュレイン、カルナティア、フェイルーン、エルローフロッグ(蛙)、アノグラッチ(猿)、フィンジゴアット(蜂)のデザイン掲載を予定しております。
小冊子の内容は予告なく変更となる場合がございますので、ご了承いただきますようお願いいたします。

感想・レビュー・書評

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  • 蜘蛛が主人公ってどんな話なんだろう。こちらも知人の娘さんに教えてもらいました。アニメも見てねのアドバイスと、でも必ず小説も読んでおくようにとの注意付きでした。主人公はなかなか大変な設定です。職場で蜘蛛が巣をはっているのを観察してしまいました。あー、これは心に残っているのねと思ったので感想を書きました。ファンタジーの世界は苦手だったはずなんですがだんだん影響されつつあります。

  • はじまりにまず挟んだ、特別で色鮮やかな栞糸。

    異色作『蜘蛛ですが、なにか?』アニメ放映開始である2021年1月へカウントダウンがはじまりました。
    新規読者層に向けたスターターキットとばかりにお出しされたおまけつき原作小説が本商品となります。

    当然ながら本編小説の内容も通常版と変わりはありません。
    通常版の方で私個人としての紹介レビューも書かせていただきましたのでご興味とお時間が許せば合わせて読んでいただければ光栄ですが、まぁそれはそれ。

    それでは先に本商品に付属するおまけの16P小冊子「限定キャラクターデザイン集」について触れてみます。
    商品説明にも載っていることですし、内訳を開示するくらいはネタバレの範疇として許されるでしょう。

    内容としては一キャラクターもしくは一モンスターにつき、原作小説版とアニメ版のキャラクターデザインを対比、比較する形で1Pずつ、2P×7(人or匹)=14Pという配分ですね。
    プラス、アニメのコンセプトアートと奥付が1Pずつ、よって計16P。

    原作側のカラー画、設定画としては同梱されている原作小説ならびに、主としてはこのパックと同時発売の『蜘蛛ですが、なにか? EX』に収録されているものと被ります。
    ただし、カラー画の発色は紙質の都合上こちらの方が鮮やかなので一応損にはならないでしょう。
    「シュン」をはじめとした人間の設定画は四巻以降に持ち越しになっていますし、なにより『EX』は新規層向けの読本ではないため同時購入には難があることは一応申し上げておきます。

    アニメサイドの設定画はここが初出ですね。
    原作の挿画担当者「輝竜司」先生とアニメのキャラクターデザインを手掛けた「田中紀衣」氏、ならびに多種多様な魔物たちを生き生きと描き出すためとあってか三名配置されたモンスターデザイン担当者(この巻では)「鈴木正彦」氏&「ヒラタリョウ」氏の一言コメントと合わせてお楽しみください。

    たとえば一番気になる方が多いだろう「私」(初期形態であるスモールレッサータラテクトver)について。
    アニメは、起点となった書籍版のデザインだけでなくファンも多い漫画版とも折衷したデザインが用いられているということがわかって、一ファンたる私のことも安心させてくれました。

    原作小説は世界観を描画する顔役として、デフォルメによる可愛らしさを強調し。
    漫画版は当意即妙の激変する表情を一瞬一瞬で切り取りつつシンプルな造形の中に載せる。
    よってアニメ版は両媒体におけるキュートな面とコミカルな面を両立させた、といったところでしょうか?

    詳細は省きますが、あえてアニメ向けに嘘をついた造形も垣間見えました。
    余談ながらこれは動きのある主人公を演出してくれるなと思えてなんとも嬉しくなりました。

    それから「シュレイン(シュン)」、「カルナティア(カティア)」、「フェイ」たち「S編」主要メンバーも輝竜先生の画を活かしつつ、線をアニメ向けに研ぎ澄ましたものが載っています。
    変わっていく表情の妙を魅せてくれそうだなと、期待を煽る上でなんとも十全だったと思います。

    それに加えてモンスター勢については「カエル(エルローフロッグ)」、「猿(アノグラッチ)」、「蜂(フィンジゴアット)」を収録です。カエルについては見た瞬間笑ってしまうと思いますが、後者二種は緊迫した場面の「敵」ということもあって元の生物の特徴を活かしつつも禍々しい印象が光ります。

    内容としては以上のため、おまけ小冊子目当てとして既に既刊ををお持ちいただいている方向けではないでしょう。あくまでアニメでこれからこのコンテンツに入られる方向けといった体となっています。

    客層が違うというだけなので本編の評価を星五つから揺るがせるつもりはありませんが、コレクターアイテムとしてお考えの方は一応ご留意ください。おまけの分量の小冊子ということをお忘れなく。
    アニメ版の資料にしても本格的なものがリリースされる前の先出し段階と察することができます。

    なお、この同梱パックは二巻までといささか半端な切り方になっています。
    一応、三巻までが事前の宣伝でも強調されている「迷宮内部」での探索と激闘パートに一区切りが付く序章に位置づけられているので、読者に完全燃焼感を与えるのはよくないという商業的な判断もわかります。

    ただし、二巻までという区切りで本作を語りますと作品の軸のひとつでありながら、漫画版ではあえて排した構成になっているため現時点では影が薄い「S編」の強力な引きとして機能している節もあります。
    なので、冒頭で申し上げた通りに主人公一本に絞った作劇ではなく、原作書籍と地続きであろうアニメとの接点を見据えた売り方なのかなと思ったりもしました。
    本作は「蜘蛛子」の愛称でも知られる主人公「私」が最重点ですが、彼女がすべてではないのです。

    と。もちろん、原作小説、漫画版、アニメ版、それぞれの媒体の違いによって違いは出てくる上にどれに重きを置くかも読者・視聴者各々によって異なってくるとは存じますが、購入の一助になりましたら幸いです。
    『蜘蛛ですが、なにか?』との出会いがよく動くアニメならどんなファン層が生まれるのかな? という個人的な興味も働かないでもないです。
    けれど、どうか先入観抜きに楽しむための材料としてすべてを捉えていただければよろしいかと。

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著者プロフィール

小説投稿サイト「小説家になろう」に2015年5月より『蜘蛛ですが、なにか?』を投稿開始。初投稿作品だったが一躍人気作になり、本作で書籍化デビュー。アニメ化も決定しており、WEB版はPV数4億6000万を超えるヒット作となっている。(2019年9月現在)

「2021年 『蜘蛛ですが、なにか? 14 ドラマCD付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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