- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040739489
作品紹介・あらすじ
清霞への想いに気がついた美世。帝都では異能心教の侵出が進み、美世たちは皇太子、堯人の提案で宮城に身を寄せる。過去の記憶から変化を怖れ、想いが告げられない美世は、ある夜、清霞から思わぬ本心を告げられる。
感想・レビュー・書評
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久々に続きを読んだー!久々に読んだらやっぱりときめき度が高い。表紙もよき!軍服もいいけど、ゆるりとした着物姿もよきですねぇ。この柔らかな髪の毛の曲線が好きだわ、髪の毛を触るって絵になるなー!
むしろもう少しときめかせて欲しかったくらいだけど、ストーリー展開上、あまりいちゃついてられないのが辛いところ。
前巻で、今上帝が甘水一派に攫われて失踪。
帝都では甘水一派の異能心教が勢力を拡大し、各地で異形を用いた派手なパフォーマンスをし、人心を煽っていた。甘水に狙われている美世は、清霞の近くで護衛してもらうために、皇太子である堯人の宮城にしばらく移り住むことになる。軍は取り締まりを強化するも、甘水一派が政府中枢まで入り込んでいる可能性が高く、不穏な空気が漂っていて…。
そんな中、自分には、「旦那さまとして尊敬し、慕っている」のではない気持ちだけでない、独占してしまいたい、嫉妬してしまう気持ちがあること。「恋」に気付いた美世は、そのことに戸惑い、変わってしまうことをおそれる。
でも、ある夜、清霞と語り合う時間ができるのですよ。お互いのことを知って、自分のことを知ってもらって。こういう時間がもっとあるといいよね。
あ、そうそう、この語り合いの前に、お布団事件(?)がありましてね。まだ恋の始まりの段階にある二人が、「布団がひとつしかない状況」に陥り、互いに譲り合って、相手を床で寝てもらうくらいなら一緒に寝るか…となるお約束の展開が好き(←マニアックな好み)。とはいえ、それ以上の展開にはなりません、今のところはまだ(←)。
自分を押し殺してただ息をしているだけだった斎森家での暮らし。そこから脱して、穏やかに過ごすことを願っていた美世にとって、自分の気持ちを伝えるというのはハードルがとてもとても高いのね。
そんな乙女なエピソードを交えながらも、ラストは急展開。なんとなく清霞は無双な感じがしていたから…。でもあの微笑みと囁きは反則だわぁ、ここで言うのかー!
国家の危機に、キーとなるのは美世。もうすぐ6巻が出る。これまで守ってもらってきた美世の戦いが始まる。
政変の規模が大きすぎて、「わたしの大変な婚約時代」になってますやん、と思ってたら、あとがきで作者さんも「もはやタイトル詐欺のようになってきた気がする」と言っておられた。笑
この甘水編はそろそろ終わるらしい。そのあとにゆっくり、「わたしの幸せな結婚」のタイトル回収をお願いします♡ -
表紙、可愛すぎでは?
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異能が、異形が、思いっきり邪魔してきて、2人の関係がなかなか進みません…
全然進みません…しあわせな結婚はどこに行ってしまうのか…(あとがきでも著者自身が似たようなことを書かれております)
むぅぅ…
〜~〜〜~〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
美世と皇太子の両者を一気に守るため、美世は皇太子の宮城で過ごすことになった。
美世は清霞への想いを自覚しながらも、その想いのもつ力の強さをおそれ、気持ちを清霞に伝えられずにいた。
その背後では、確実に、甘水の魔の手が思いもかけない方向から清霞と美世に迫っていて…
〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
清霞と美世は完全なる両想い、なのに、お互いに想いあってることはダダ漏れなのに、婚約してるのに、告白はまだみたいな状況に、叫ばずにはおられません。
(美世が自分の恋愛感情に名前をつけることや想いを伝えるのをなぜ怖がるか、理由は説明されてはいるものの、じれったくてもやもやしてしまうのでした)
また、この巻で文字通り“どこもかしこも敵だらけ”状態に陥ってしまうので、異能同士のバトルより、その追い詰められ方(手法)が洗脳レベルのため、恐怖を覚えました。
でもこういう追い詰められ方、実際にも起こっていそうで、異能同士の実戦などよりもよっぽど怖かったです。
まて次巻!!という展開にも関わらず、次巻発売が未定のこの状況で5巻を読んでしまったのは…くうう、もやもや溜まりがたまりっぱなし…!!
というわけで、今回は辛口の☆☆2なのでした。 -
1巻から2巻のシンデレラストーリーは心地良い。異能異形と帝絡めて、陰陽師系の期待はあったのですが、お話が殆ど進まず、同じ状況を言葉を変えての感情説明が多くて。
キャラクター小説という観点からすれば、シリーズ300万部突破で、私もその一人だし、成功の一作ですね。 -
前巻に続いて目が離せない展開。
美世が清霞に対して臆病になる理由が切ない。今まで大変な思いをしてきたんだから、どうか幸せになって…と思う。
ドキドキしながら読みました。
クスッと笑える場面もしんみりする場面もあって、めちゃくちゃ先が気になるラスト!
美世と清霞の二人のその後、甘水の謀略がもたらす未来からますます目が離せない。
今後、覚悟を決めた美世がどうでるのかも楽しみです♪ -
ようやく話しが進み始める気配が…
読んでいて楽しい話しなので、ゆっくり進むのは問題なし。タイトル通りしあわせな結末を期待してます。
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うーーーん、はやく幸せになってほしい。
ストーリーを引き伸ばしている感が。
著者プロフィール
顎木あくみの作品






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マリモさん、近ごろ読書ペース早くないですか~
読むだけじゃなくて、すごい素敵なレビューを次々にアップされ...
マリモさん、近ごろ読書ペース早くないですか~
読むだけじゃなくて、すごい素敵なレビューを次々にアップされるのですから、尊敬!
「悪童日記」三部作のレビューも深みがあって考えさせられました。本当はコメントしたかったんです。私もまた読んでみたい。
……と、いいながらこちらの胸キュンレビューにコメントしちゃいました 笑
なるほどなるほど、美世ちゃんに嫉妬心が生まれたとは。
でも、それ以上に「お布団事件」のお約束展開が笑える〰️
そしてそしてそれ以上に気になるのが清霞の微笑みと囁きが気になるではないかーっ!!