和国の楊貴妃 転生の狐姫、後宮の邪を祓う (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 53
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040739878

作品紹介・あらすじ

楊貴妃の生まれ変わり・玉藻。その美貌が禍を招き、計らずも女官として入内、妖事件に巻き込まれる。前世から取憑く妖狐とともに、玉藻は宮廷の闇を暴こうとするが、狐面を被った陰陽師に不審がられてしまい……?

感想・レビュー・書評

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  • 楊貴妃や玉藻前と言えば、数々の伝説のある存在で、才女のイメージがある。
    傾国の美女の代表格というか。
    ただ、この作品に出てくる玉藻前は、前世が楊貴妃と言いつつも、はっきり言ってしまえばおバカさんであった。
    とても国を傾けるような才女には見えなかった。
    本当に前世は楊貴妃か?
    気を抜けばすぐに農園の主になりたいと宣う野菜・農家愛好家。
    後宮に入ったのも、農園のための人脈作りのため。
    全然成功していなかったけど。
    前世は操られていたという設定だが、にしても、こちらがイメージする楊貴妃の面影は全然ないのだが。
    これは、前世の方の脳内も心配である。

    思っていたよりはコメディよりのライトノベルという感じだった。
    安倍泰成との投げ合ってばかりで一切キャッチしない会話はもどかしくも楽しくはあったが。
    彼女についている狐も、口の悪いヤンキーだし。
    貴重なツッコミ枠で、そこはありがたかった。
    何しろ、玉藻の会話がおバカ感丸出しなので。
    君がツッコミ入れてくれないと、しんどい。

    後宮のあやかしが関与した事件は結構死人も出ていて容赦ない展開だったが、上記のとおり主人公が農園のことしか考えていないおバカさんキャラなので、シリアスになりきらない。
    前世からのことも、顔がいいとか、泰成の厄介な体質に彼女だけが付き合えるとか、ある程度メリット?はあるにしても、活かしきれておらず、これ普通の農家の子が成り上がって後宮に入っても通じた話の気もする。
    要は、こちらがイメージする楊貴妃や玉藻前の設定と、主人公のイメージがかけ離れすぎていて、そのギャップに戸惑った作品だった。
    最初は、玉藻前がそのキレッキレの頭であやかしの事件を解決するのかと思いきや、全然違ったから余計に。
    頭脳戦でも美人の顔でどうにかする話でもない、何か不思議な物語だった。

  • 玉藻のとぼけたかんじとかキャラクターとか嫌いじゃなかったんだけど、うーん、何だろ?何とも言えない

  • なんだか気の抜ける話であった。玉藻は好きだし、泰成の素直でないところも好きで、題材は悪くない気がするんだが、どうにもキャラを活かしきれずにとっ散らかった印象が拭えないまま終幕を迎えてしまったのがもったいなかった。個人的には鳥羽法皇がもっと活かされるとよかった。

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著者プロフィール

鳥村居子(トリムラ イコ)
2010 年に『雑魚神様』でデビュー。
その後、小学館からガガガ文庫『昼も夜も、両手に悪女』シリーズ、ファミ通文庫『マメシバ頼りの魔獣使役者ライフ』シリーズ、ノベルゼロ『銀河を診るナイチンゲール』、
富士見 L 文庫『庚国偽宦官物語』など伝奇や SF、ライトノベルからキャラ文芸など色々なジャンルで執筆。

「2020年 『偽りの神仙伝―かくて公主は仙女となる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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