熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス (富士見L文庫)

  • KADOKAWA (2021年6月15日発売)
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本棚登録 : 156
感想 : 9
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040741239

作品紹介・あらすじ

顔よし、体よし、性格よし。そのうえ読書家。なんだか現実味のないイケメン、熊本くん。仲のよい大学生・みのりは、同級生から彼の噂を聞く。どうやら熊本くんが、ゲイ向けアダルトビデオに出ているというのだ――。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙のイラストとタイトルと『問題作』の惹句に惹かれ購入。
    すごく久しぶりのラノベレーベル。
    タイトルと裏筋から受ける軽い印象とは違い、全体的に、重く、暗いストーリーだった。
    人は自らの環境、運命から逃れられるのか。
    性と死の影が色濃く漂い、性的なシーンも多い。
    熊本くんが本好きという設定で、作中にもたくさんの本のタイトルが登場する。
    半分ほど私が積読しているもので、もし読んでいたらまた、この小説の見え方も違っていたのかもな、と、悔しい思い。
    熊本くんが書いたという作中作がドロドロしていて、引きずり込まれるように夢中で読んだ。

    「日常」の上っ張りを引っぺがすと、皆ドロドロとしているものかもしれないな。

    解説によると、著者はこの作品を書くにあたり、夏目漱石の『こころ』を意識したそうだ。

  • もっと軽い話かと思ってたら、重い話だった。

    怪しい宗教家みたいな女に自分の運命の暗示をかけられ、それから逃れるために悪戦苦闘する(何か軽く聞こえるけど軽くない)話。

    熊本くんの作中作の話なのか、現実の話なのか、自分の中でごっちゃになって、しんどかった。

    • 5552さん
      raindropsさん、はじめまして

      いつもいいね!ありがとうございます。
      この作品、表紙とうらすじを読んで「友達以上、恋人未満なゲ...
      raindropsさん、はじめまして

      いつもいいね!ありがとうございます。
      この作品、表紙とうらすじを読んで「友達以上、恋人未満なゲイ彼とのラブコメかな?」と思って買ったんですが、予想に反して、重く、暗いストーリーでしたね。
      私の中で、ラノベ文庫は(いい意味で)軽く明るいもの、という思い込みが覆された作品です。
      2022/01/15
    • raindropsさん
      5552さん、コメントありがとうございます。
      確かにラノベって感じではないですよね。絶対にライトではない。
      実はこの本、5552さんの感想を...
      5552さん、コメントありがとうございます。
      確かにラノベって感じではないですよね。絶対にライトではない。
      実はこの本、5552さんの感想を見て読んだんです。
      でも、感情移入できないと楽しめない私にはちょっと難しかったです。。。特に宗教家みたいな女性が。
      5552さんの感想の中で「メンタル強め美女白川さん」が面白そうなので近々読むつもりです。またいい本があれば教えてください。
      2022/01/15
    • 5552さん
      raindropsさん
      そうですねー。
      あの宗教家の女性はキツかったですね。
      登場人物皆かなり倦んでいて、熊本くんも主人公もショッキン...
      raindropsさん
      そうですねー。
      あの宗教家の女性はキツかったですね。
      登場人物皆かなり倦んでいて、熊本くんも主人公もショッキングな過去を背負っていて…感情移入したら辛いかもしれません。
      でも、私の拙い感想に興味を持ってくださりありがとうございました。
      『メンタル強め美女白川さん』は、打って変わって強く優しい女性が主人公のマンガです。
      ぜひぜひお読みください!
      私の雑多な本棚でよければ参考にしてくださいね。


      2022/01/15
  • 読了2021.10.17
    タイトル、表紙、あらすじからは予想できなかった展開にびっくりしました。
    こういう業と因果が絡みついた話、大好きです。

  • ジブリような読後感を感じてください。
    おそらくサブタイトルと説明に多くの方が期待にお会計ピッとしたと思います。自分もそうでした。はっきり言います、覚悟が足りません!もっと引き締めて読んでください。思ったよりも重いです。でもだからこそ読んでみてほしい。少しスピリチュアルで哲学的で理屈っぽいけどいいんです。これも文学です。気になるところはたくさんあります。けど大丈夫です、バットエンドではないです、そこは安心して読んでいいと思います。たぶん多くの方がこのために最後まで読んでいたんだと感じるはずです。
    是非この本のタイトルの意味を考えてみてください。おすすめします。

    前置きが長くなりましたが、内容について感想言います。
    家族ってなんだろう、友達ってなんだろう、恋人ってなんだろう。自分はどこまでその人を知ることができるのか、知っていいこと悪いことに主人公があるいは読者が考える時、自分は相手よりも綺麗だと言えるでしょうか?本棚でその人の性格が分かれば楽ですよね。人間ってそんな簡単にわかるでしょうか?
    たぶん多くの人はわかっていないと思います。自分の知ってるあの人が何を抱えて生きているのか、何を背負って生きているのか、もしかしたら戦っているかもしれない。学生の頃、周りの人が突然転校したり退学届を出したりして「なんで?」って言うのはしかたない人間の性です。熊本くんを読み終わった今でも知りたいと思うのはきっとどこかにその人の存在を留めておきたい自分のエゴなんでしょう。個人に潜む人間関係を是非とも考えながら読んでみてほしいです。

  • BLの類かと思ったが最近の宗教の献金問題や不倫などが絡んで、一章を読んで物足りなさを感じたがその後に多少面白くなった。
    ただ一部事の成り行きが不鮮明でモヤモヤ感が残ってしまった。何となく匂わせてはいるが微妙な感じがする。

  • 何気ない日常ものの話かと思って購入したのですが、読み進めていくといろんな伏線があってそれらの根源見たいのが見えてくる度にゾワッとしました。
    熊本くんが書き上げた『さよなら、けだもの流星群』は彼が経験したこととして解釈しながら読んでましたが、熊本くん自信が体験したあの感覚は読んでいて鳥肌モノです。
    最後のあとがきでは作者様の作品に対する思いと家族と親友に向けたメッセージがあってとても心温まります。

  • 一気読み。
    絶対ラノベではないだろと思う重い内容。
    スピリチュアルな部分には付いていけなかった。
    宗教ってほんとライン超えるとただの洗脳。
    そしてゲイ率の高さよ。
    水沢先生や油井はどういう状態なのか。
    各登場人物のその後が知りたい。




  • 2021年7月13日読了

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著者プロフィール

作家

「2020年 『京都東山「 お悩み相談」人力車』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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