遅番にやらせとけ 書店員の逆襲

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 280
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040741383

作品紹介・あらすじ

三軒茶屋にある『爽快堂書店 』。遅番のバイト君たちは華のある仕事はもらえず、もくもくとレジ打ちしカバーをかけ返品をこなす。そんな中無理難題を言ってくるお客様だが、バイト君たちにも問題は山積みだった…!

感想・レビュー・書評

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  • 中年店員庄野さん。はじめは、とっつきづらいけどだんだんいい味を出してくる。

    ササっと読めて、本屋の中にいるように思えて面白かった。というより、楽しかった。

  • 本屋さんでの遅番という立ち位置のアルバイト達の物語。
    最初の4項目は学生バイト目線。
    それぞれの性格というか、感じ方がいろいろで面白い。
    最後の章は一番年上の庄野というおじさん域に達してるバイトの話で、この物語の内容を一気に締めてくれてる。
    でもキチンと明かされてない事柄もあって少しモヤモヤ。

  • 書店アルバイト視点のお仕事寄り物語。
    一つの章に一人の店員の立場にスポットをあてたお話しで構成されている。
    遅番と呼ばれている夕方からの店員の仕事は
    多くの書店でこうだろうと思う。
    店員あるあるネタもあるけれど、
    どちらかというとお客様あるあるが多数。わかる。
    お客や仕事に対するアルバイト店員の考え方もさまざまで
    出来事含め生々しい。
    読みやすく、明るさシビアさのバランスが程よくて
    読み手の感情が片寄りすぎないのではないかと思う。

    一気に読んでも疲労感はなく楽しめました。
    ただ少し不思議を含めたところは
    物語ならではかもしれませんが他がリアルなだけに
    最初のうちは理解できませんでした。

  • 書店の遅番バイトのお仕事小説。本好きでもなく、棚作りとかPOP作成といったことは任されないのに、シフトに入ってない日でも事務室に入り浸る若いバイト君たち。書店バイトって本好きだと思ってたから意外で面白かった。

  • 人生のちょっとした瞬間を切り取って、ハッとさせてくれる物語。

    本屋を舞台に、だらしない大学生アルバイトの一人一人にスポットを当てながら進んでいく。

    若者たちとともに働いている謎の中年店員庄野さん。
    彼の不思議な言動がいい味を出しているのですが、いよいよ終盤で彼の輪郭がはっきりしていく中で、グッと心をつかまれてしまいました。

    読了してすぐに2回目を読みはじめました。なんてことのない台詞や行動が、2回目になるとものすごい色彩で迫ってくるのがすごい。

    派手なストーリーよりも、静かに語りかけてくる物語がお好きな人にお勧めです。

  • セリフが多いので、ラノベ感覚でサクサク読める一冊。キャラクターの個性が一人一人しっかりしてて強いので面白かった。壮大な起承転結はないが、日常の一部を切り取ったような作品で、心穏やかに読める。



  • 爽快堂書店で働く書店員を主人公とした5話の短編

    ドタバタした日常の中にホッコリしたりグッときたり…様々様子が描かれる。

    不意打ちで刺さる台詞があったので引用。

    「とくにアイデアもないのに他人の考えを否定するのは思考停止のバカだ」

    心当たりがありすぎる。

  • 第一印象は、もっとポップでアホな話だと思って手に取った。
    印象こそ裏切られてしまったが、これはこれで良かったかな。
    ある本屋で働く遅番たちの、各登場人物達の視点で描かれる物語。

    同じ時間、場所で働いて、まあそれとなく仲もよく、どんな人物かを分かっていたとしても、抱えてる事情や過去は様々で。
    共感したり、他人のふり見てわがふり直せだったり、ちょっと思う作品だった。

    面白いなって思ったのは「個性の差とは、姿形でなく、どう見ているか」どういう一節。
    その人はどんな人?と聞いた時の答えは、背が高いとかではなく、どんな思いを持っているかとか、何を大切にしてるかとか、そんなことだと思う。それは世界をどう見ているかに通じている気がする。

    最後、とある人物のほんの少しの変化があるのだが、それが自分にとってはホッコリするものだった。

  • タイトル勝ち。
    書店員ならみんなわかるこのニュアンス。
    ダメなバイト、やる気のないスタッフ、本を読まない書店員。
    いるいるいる。あるあるある。
    謎の中年ベテランフリーターが実は元高校教師で作家を志していたが教え子が自殺したトラウマで教師を辞めたという経緯、昼番の責任者も元教え子、店長は亡くなった教え子の父親、なんてあらすじよりも心に響くのはタイトル。

  • 三軒茶屋の爽快堂書店。遅番勤務のアルバイト達の物語。
    何気にいい事書いてあったし、ダラダラしていた大学生達が少しずつ真剣に目の前の事に取り組む様子に読み進めていくほどハマった。謎のベテランバイトの庄野祐樹はなぜか岡崎体育が当てはまった。

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著者プロフィール

作家

「2020年 『京都東山「 お悩み相談」人力車』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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