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- 本 ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040754116
作品紹介・あらすじ
御一新より時は下った花街で。下働きの千早は突然売られることを知り、行く宛もなく逃げ出した。たどり着いたのは、江戸の御世もかくやと思わせる絢爛な遊郭。戸惑う千早を、綺麗な楼主の朔は迎え入れ、追手はのっぺらぼうが蹴散らす。そこは人の世の外、あやかしの遊郭・月虹楼だった。
あやかしが忘れ去られようという時分、飛び込んできた千早こそ人の世との絆を繋ぐと朔は言う。流されて生きてきた千早だが、恩返しのため月虹楼の手助けをすることに。一方人の世でも、千早を捜し求める者たちがいて……?
感想・レビュー・書評
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悪い子じゃないんだけど千早がいつまでも幼く頼りない。あまり深く物事を考えず同じような失敗を繰り返すため、もう少し成長して欲しかったなと思います。千早の魅力がわかりにくいので、朔が千早を気に入ってるのも理解しにくい。
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とても面白かった。人ならざるものが集う遊郭に迷いこむ冒頭からとても引きこまれた。瑠璃と珊瑚がかわいくて癒される…!
隠の月、幻の虹。楼主が見世の名前の由来を語るシーンが印象に残っている。時代とともに変わるものもあれば変わらないものもある。人やあやかしたちの祈りや願いにあふれた素敵な物語だった。
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