スレイヤーズすぴりっと。 『王子と王女とドラゴンと』 (1) (ファンタジア文庫)

  • KADOKAWA (2025年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (278ページ) / ISBN・EAN: 9784040757742

作品紹介・あらすじ

図書館をむしばむ悪(?)を成敗だ!
アメリアの正義感はやっぱり騒動を巻き起こし――「『王子と王女とドラゴンと』」

リナ=インバースの自称弟子あらわる!?
(金魚のうんち、もとい白蛇のナーガを添えて)――「魔法使いの弟子志願」

喪った剣の代わりを探すリナとガウリイ。
凄腕と噂の鍛冶屋が提示する、剣作りの条件とは――「魔力剣のつくりかた」

元の姿に戻る方法を探すゼルガディスは、ある男と再会する。
ちょっぴり磯臭いハードボイルド短編――「水と陸との間にて」

ドラゴンマガジン掲載の短編に、書き下ろし4編。
さらに文庫未収録SSも大盤振舞。
待望の『スレイヤーズ』短編集新刊!

感想・レビュー・書評

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  • スレイヤーズ展に行った時に買いました!

    「借りた本を返さない、すなわち悪っ!」←アメリア全開で大好きです(笑)借りた本に落書きもダメよ!

    実はスレイヤーズは長編しか読んだことなくて、短編はこれが初。なので、活字で初めてナーガを読んだ←
    短編40冊近くあるけど、読みたくなるな。このノリ好き。

    てか、他の短編に出てなければヌンサって久しぶりなんじゃないですか!久々なゼルとのやり取り良い。

    長編の続きはあとがき(謝罪会見)見る限り多分色々あったんだな……多分。気長にお待ちしてますー。

  • 書き下ろし盛りだくさんのスレイヤーズ短編集。

    スレイヤーズの短編集と言えば本編開始前(ガウリィと出会う前)のリナと、時々登場するナーガが巻き起こすドタバタストーリーのイメージが強いが!
    今回はガウリィ、アメリア、ゼルガディスが登場する書き下ろし短編も収録された贅沢な一冊となっている。(もちろんナーガが出てくる話もあるよ!)


    ▼魔力剣のつくりかた
    光の剣を失ったガウリィのために新たな剣を探すリナとガウリィは、腕のいい鍛冶屋がいるという話を聞いて……
    ロニアスの話に出てくる剣ってあの剣じゃん! というファンお楽しみポイントでテンションが上がる。

    ▼『王子と王女とドラゴンと』
    リナたちとの旅を終えてセイルーンに戻ったアメリアは、子供の頃夢中になった冒険譚を久々に読もうとする。ところがその本は返却期限を過ぎてるのに図書館に返ってきておらず……
    とうとうアメリアとあの人が会話してるところが見れてしまう、とってもドリームな小説。

    ▼水と陸の間(はざま)にて
    人間に戻る方法を探してさすらうゼルガディスは、ふと立ち寄った漁師町で「完全に混じってたのを元通りにする」技術の話を聞いて、その技術を見に行くことにするのだが……
    みんな大好きな『彼』が久々に登場して、かつその能力をまざまざと見せつけていく話。個人的には本編でも登場頻度の少ない海王の魔法が出てきたのも嬉しかった。(スレイヤーズの世界観おたくの感想)


  • 20250919スレイヤーズ展へ行った時に購入。

  • ファンサービス。同人誌かと思うような。
    この軽い中にも、ストーリーが進んでいくところにスレイヤーズの魅力があるのだと思うのだけれど。
    ぜひ、楽しみにしてます!神坂さん。

  • 久しぶりの短編。最近はこれを読んでた人が偉くなって
    発言権もったのかな?
    月刊誌が休刊したようなので、この先展開されるかどうかわからんけど。
    オンライン雑誌になったんだっけか?

  • 今まででの短編と違い、本編のキャラがメインで動く話が多め。
    そして、今までネタが短編、本編で小出しにされていたからある程度作品を読んでいる読者には暗黙の了解になっており、表向き正体が明かされてなかったナーガの素性が明かされているのにびっくり。

  • 初回限定のリバーシブルカバーをゲットできた。
    短編サクサク読めて楽しかった。
    でも、長編の続き待ってます。

  • 久しぶりの「スレイヤーズ」短編集。
    とは言ったものの、「すぺしゃる」や「すぴりっつ」はほとんど触れずにきています。あれだ、後書きという名の設定資料語りが収録されているのだけ手元にあります。「すぴりっと」購読を機に集めてみようかなぁ。

    「神を思考停止の言い訳に持ち出すでないわ!それはむしろ神への冒涜と知るがいい」という見た目マッドサイエンティストなDr.アーティーの台詞がいいですね。権威や象徴への反逆というか不信感が散りばめられているのが、神坂一のテイストだと思います。コメディがたっぷりまぶされているので、思想が強めになっていないのもまた良し。

    エルフの鍛冶屋ロニアス。さらっとブラスト・ソードの作り手であることが明かされてます。あの剣の設定本当に好き。強すぎて扱いづらいので本気出せないようにしている、という秘密兵器感大好きだし、それゆえにポンコツ扱いされるのも世界観出てて好きです。

    アリシアとグレイシアの共演する「王子と王女とドラゴンと」。
    グレイシア=ナーガってことは作中で明言されている?されてなかったような気もする。登場シーンとか戦い方とか性格とか、そのまんまなのでこちらが勘違いしている可能性もあるのか?
    こういうところが短編に触れずにきてしまった弊害であるよなぁ。そして、改めて読んでみようかな、と思ったきっかけでもあります。
    セイルーンの未来は明るいのか?

    魚人ヌンサとゼルガディスが共闘して巨大シャコを撃破する「水と陸との間にて」。
    魚人というと、カウンターで真っ二つにされた彼しか思い出せなかったので、なんで生きてるの?でしたが、違うヒトでした。まあ、初期も初期の敵なのでそういう記憶違いもしますよね。
    当て所のない旅を続けるゼルガディス。今回の旅で得たものが、希望となるか呪いとなるかは、旅路の結末が教えてくれるのでしょう。

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著者プロフィール

「第1回ファンタジア長編小説大賞」で準入選した「スレイヤーズ!」でデビュー。ほかに「ロスト・ユニバース」「クロスカディア」「アビスゲート」など著作多数

「2019年 『スレイヤーズ17 遥かなる帰路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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