コンテンツと国家戦略 ソフトパワーと日本再興 (角川EPUB選書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040800066

作品紹介・あらすじ

日本国家の知的財産プロジェクトから知的財産権を守るための新しいルールを決めるための方策を探り、日本再興の国家戦略を考える内容。

感想・レビュー・書評

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  • メンバーとして参加されている知的財産戦略本部などの会議内容はなかなか知り得ない情報だと思い興味深かった。

  • 議事録の書き起こし。

  • 日本の知財計画に関わる中村氏が、国における現在までの活動報告書的な内容であった。

    毎年変わるトレンド、また突如として発生した震災復興、度重なる首相交代、財政投融資特別会計から500億円を出してつくったクールジャパン推進機構についてなど、興味ある話題が記されている。

    特に、世界における日本のポジショニングに関する記載や、市場の変化によるボーンデジタル化、ポップコンテンツ、パッケージ&ノンパッケージコンテンツ等について、触れられている。

  • 冒頭の筆者の和服で通ったなどの文面は何を言いたいのかわからなかったが、本書は政府内での知的コンテンツの戦略会議で検討された内容を、委員の名前ととともに紹介するということが目的である。

    内容としては、方向性や可能性、著作権問題、クラウド時代やクールジャパンのコンテンツをどのようにするかなど多岐にわたっている。

    実際どのようになるのかは歴史が証明するところが大きいとは思うが、その方向性をかいまみえたような気がした。ただし文面は解説というよりは引用が多いので、個人的には読みにくかった。

  • コンテンツ振興政策の4年間の歩みを振り返ると共にポップカルチャーを含む日本のクリエイティブ力の現状を分析し、著作権、クラウド、海外展開などの課題を踏まえこれからの日本の知的財産立国としての行方を展望、内容が散漫に思えるのは問題が複雑で多岐に渡っているからだろうか。
    「コンテンツを売る」のではなく「コンテンツで売る」はとても納得、ちなみにインドで放送されている「インド版巨人の星」では、花形満は颯爽と「スズキ」の車に乗って登場するとのことです。

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著者プロフィール

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。1961年生まれ。京都大学経済学部卒業。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。1984年ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。通信・放送融合政策、インターネット政策を担当。橋本行革で省庁再編に携わったのを最後に退官し渡米。1998年MITメディアラボ客員教授。2002年スタンフォード日本センター研究所長。2006年慶應義塾大学教授を経て現職。

「2017年 『ポスト2020の都市づくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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