ネトウヨ化する日本 (角川EPUB選書)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
2.82
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本棚登録 : 81
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040800073

作品紹介・あらすじ

"日常系アニメ"を愛でる人々がなぜ「ネット右翼」と化すのか?2ちゃんねるからニコニコ動画、そしてスマホまで共感主義に支配された現代日本人の心性を気鋭の批評家が解き明かす!

感想・レビュー・書評

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  • ネトウヨ勉強シリーズ。アニメやゲームにもに造詣の深そうな著者。

    「安全に相手を叩くことができる優越感」「相手は悪いことしたのだから裁かれるべきだ、という「正義」を私刑(リンチ)の前提としてゆるやかに共有している」p.18

    「ネットユーザーの鬱憤は、当然果たされるべき正当な正義が、メディアや公権力によって行使されていない、という認識に由来」p.110

  • 今の日本は徐々に貧しくなりつつあり、これが排外的(特に中・韓)な運動へと結びついている。恐ろしく安易なフラストレーション解消法だが、特にネットの世界でネトウヨは一大勢力と化しており、無視できるものではない。そんな行為にしか走れない日本人を情けなく思うが、最近の本屋でもただただ中国や韓国をこき下ろすだけの本が多数置いてあり、それがまた売れているようで、情けない限りだ。もっと建設的なことにエネルギーを使い、知識欲を求めてもらいたいものだ。

  • 前半と後半のつながりは薄い。
    当然つながってはいるが、文章としての橋渡しは不親切だった。紙幅をさくのは、そこにこそだろう。
    カゲプロの話は面白いけど、それはとりあえずそれ自体で面白いのであって、本書全体のなかで面白い、とはなかなか言えない。

    前半の、ネトウヨ現象にかんするまとめの手際はいい。保田/ロマン主義に遡行した分析も興味深い。

  • ネトウヨについての本。らしい。前半は確かにネトウヨについて書いてあったように思うのだけど、カゲロウプロジェクトや京アニ作品などのセカイ系と呼ばれるコンテンツについて語ってるあった。本当、後半は東浩紀の本だったっけ? と思ってしまったほど(最後の参考文献見たら、やっぱり東浩紀の本が載ってあった)
    正直、ネトウヨというと2ちゃんねらをイメージするというのは分からなくないのだけど、個人的に最近はヤフコメにいる人のほうがネトウヨというイメージが強い。まとめブログに載るようなコメントしてる人は確かにネトウヨっぽい人が多いけど、それでも最近は少し落ち着いてきたような気も・・・。
    ネット右翼という言葉は2ちゃんねるができる前からあったということを知って驚いた。2ちゃんねるで生まれた言葉じゃなかったのか。
    後、昔の政治には詳しくないので、阪神大震災が起こった時の総理大臣が社民党の人だったということも初めて知った。社民党って昔は総理大臣になるような人がでてくるぐらいの政党だったんだなぁ。
    ところで、2ちゃんねるの釣りスレの例として、『彼女ができたったwww』という名前のスレのオチの例が、"実は相手が男だった"っておかしいだろ。そこは>>1が女だったとかにしたほうが・・・。

  • 【ネット右翼 日常系アニメ 炎上 2ch】インターネットでの他者排除 攻撃性を見せるネット右翼と呼ばれる人々を考察している書籍 それぞれの章の繋がりや論理が曖昧で根拠がはっきりしない印象を受けました。社会意識や文化論を論じることは難しいですが、この本はもう少しデータや図解など根拠となる資料を掲載するなどで論理づけがほしかったです。

  • ネトウヨ現象を分析することで、現代日本の心性を明らかにするとあるが、新進気鋭の論客ということで、かなり難解。ネット社会や在特会の分析等一読の価値は有り。

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プロフィール

村 上 裕 一
北海道大学公共政策大学院・法学部准教授。2006年東京大学法学部卒業,2012年同大学院法学政治学研究科修了(博士(法学))。専門は行政学。独立行政法人日本学術振興会特別研究員(PD),東京大学特任講師等を経て,2014年から現職。主要業績として,「規制空間の構造変容と官僚制の裁量行使戦略(一~六・完)」(『国家学会雑誌』第126巻第1-2~11-12号,2013年)。

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