Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない (角川EPUB選書)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 146
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040800233

作品紹介・あらすじ

東京オリンピックを迎える2020年、そこに見える風景はまったく違っている。自動運転車がプロローグとなり、自動車産業は、新興自動車メーカーはもちろん、IT・通信・電力などさまざまなプレーヤーが参入する「異種格闘技戦」となる。主役となるのは、トヨタとグーグル-。

感想・レビュー・書評

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  • 特に目新しい事は書いてないけど、比較的、わかりやすく書いてあります。

  • 自動運転車という技術を用いて既存のプレイヤーであるトヨタに挑戦しようとするGoogle。数年前には考えられなかった構図であるが、これが夢物語ではなく現実に起きている話であるという。巨大な自動車業界を打ち崩しGoogleが自動運転車の覇者になれるのか?その方法とは?ということがこの本には書かれていた。強固に構築されたバリューチェーンを電気自動車で崩していき、参入を仕掛けていくそうである。携帯電話とか音楽プレイヤーもPanasonicやソニーの牙城だったのが崩れてしまったわけであるから現実になるかもしれない。

  • 自動運転の展望を知るために読んだがかなりハズレ。
    自動運転をダシに日本と米国企業のゲームチェンジ時の対応力を過去事例と共に筆者が警鐘をならすといった内容。まあ参考になる部分はある。

  • 次世代の自動車技術として自動運転は間違いなく上位にくる。ハードをやっているトヨタとソフトウェアをやっているGoogleとの覇権争いになる。ハードとソフトの融合をいかに上手にやるかで勝者が決まってくる。ハードウェア、ICT、エネルギー、安全性の承認、サービスプラットフォームとの掛け合わせ、ADAS、UAV(無人航空機)、都市デザイン、自動車のエネルギー源を変える、ハードウェア×ICT,インダストー4.0等将来の進むべき道が示されていた。このうねりを実感し、次の開発に結び付けていきたい。

  • この本をよむまで老舗自動車メーカートヨタに新生Googleが自動車で喧嘩を売るという構図だと思っていたが実際のところそんなに簡単な話ではなかった。むしろ自動車も会社を(もしくは国を)発展させるためのツールの一つでしかないということがわかる。

    自動運転車という分野自体が最近出てきたものなのでまだあまり本が出ていないことは残念だがこの分野に興味を持っているなら読んで損はないと思う。

  • 社長の推薦図書で、細切れに読んだので前半の記憶は朧気ながらの感想。あまり運転しない私だけどドライブは割りと好き。ドライブはオートパイロット(次世代自動車)、日常の乗り物としては自動運転車(次次世代自動車)の乗り分けが出来るのがよいかな。
    社長が推薦した理由であると思われる、うちの会社の目指すべき方向は何となく分かった。三年一緒にいて最近少しづつ理解出来るようになってきた。まだまだ完全な理解には遠いし、理解してもハードルは相当高いことも事実。読了日 2015

  • この分野の動向と課題を把握するのに適している。
    情報量も豊富である一方で、文章が簡潔で読みやすい。
    昨今乱立する「イノベーション」についても、本来の意味を正しく認識をしたうえで(日本であまり理解されていないイノベーションの意味P182)、論を展開しており、著者の仮説や主張がすんなり入ってきた。

  • 自動運転車のいま、ちょっと先、その先。企業の生き残りの道。ハード・ICT・インフラ。都市デザイン。イノベーション。

  • 現代において巨大資本を持つ企業が持つビジネス感には、なるほどと思うことも多かった。いろんな数値や情報を使って推論の精度を証明しており、真に経営に活用しようとしている上級職などには有意義な要素が多いのかもしれないが、ただの下級管理職の私には冗長に感じた部分が多い。

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著者プロフィール

泉田良輔(いずみだ・りょうすけ)証券アナリスト慶應義塾大学商学部を卒業後、日本生命・国際投資部、フィデリティ投信・調査部や運用部でポートフォリオ・マネジャーや証券アナリストとして勤務。米国株と日本株の調査と運用に携わる。その後、GFリサーチを起業し、ナビゲータープラットフォームやOneMile Partnersを共同創業。現在はLIMO(リーモ)などの金融に関するネットメディアを立ち上げ、資産運用に関する情報発信を続ける。日経BizGate「泉田良輔の新・産業鳥瞰図」の連載をはじめ、『日本の電機産業』(日本経済新聞出版社)、『Google vs トヨタ』(KADOKAWA)、『銀行はこれからどうなるのか』『テクノロジーがすべてを塗り変える産業地図』(クロスメディア・パブリッシング)の著書がある。メディアでコメントすることも多く、英国のFTやThe Economist、米国のBloombergなどで産業動向分析が世界に発信されている。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。

「2021年 『機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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