しんがりの思想 ―反リーダーシップ論― (角川新書)

制作 : 鷲田 清一 
  • KADOKAWA/角川マガジンズ
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本棚登録 : 227
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820071

作品紹介・あらすじ

縮小社会・日本に必要なのは強いリーダーではない。求められているのは、つねに人びとを後ろから支えていける人であり、いつでもその役割を担えるよう誰もが準備しておくことである。新しい市民のかたちを考える。

感想・レビュー・書評

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  • ワークライフバランスという言葉の違和感とか、無縁社会、地域コミュニティのあり方、など、今の世の中に感じている違和感の正体がぼんやりとわかってきた。
    海外に拠点を移すとか、地域のコミュニティで暮らすとか、「この国」から姿を消す事は、もしかすると希望なのかもしれない。

  • 各論には反対、というかとうていついていけないようなところがあるけれど、現在の市民はあらゆることに「おまかせ」になっているという批判については同意。
    最近の著者は、だから草の根でも何かやろうよ、という立場で、実際にそれを実践していたりするのね。

  • 昭和から平成へと時代が移り変わり、様々な生活スタイルが変わって行く。将来子供達の時代はどうなって行くのか?

  • ・「しんがり」の務め…この国は本気で「退却戦」を考えなければならない時代に入りつつある。そのときリーダーの任に堪えうるのは、もはや「引っ張っていく」タイプのリーダーではない。それは「右肩上がり」の時代にしか通用しないリーダー像だ。これに対して、ダウンサイジングの時代に求められるのは、いってみれば「しんがり」のマインドである。

    ・「しんがり」とは登山のパーティで最後尾を務める。経験と判断力と体力にもっとも秀でたひとがその任に就く。一番手が「しんがり」を務め、二番手が先頭に立つ。そしてもっとも経験と体力に劣る者が先頭の真後ろにつき、先頭はそのひとの息づかいや気配を背中で伺いながら歩行のペースを決める。要は「しんがり」だけが隊列の全体を見ることができる。全体のケア、各所への気遣いと、そこでの周到な判断こそ、縮小してゆく社会において、リーダーが備えていなければならないマインドなのである。

    ・政治や企業活動と地域社会の違いは、専従のリーダーがいないこと。社会がいやでも縮小してゆく時代では、先頭で道を切り拓いてゆくひとよりも、むしろ最後尾でみなの安否を確認しつつ進む登山グループのしんがりのような存在、退却戦で敵のいちばん近くにいて、味方の安全を確認してから最後に引き上げるような「しんがり」の判断がもっとも重要になってくる。

  • まえがきの石工の話がとてもいい。

  • 縮小社会・日本に必要なのは強いリーダーではない。求められているのは、つねに人びとを後ろから支えていける人であり、いつでもその役割を担えるよう誰もが準備しておくことである。新しい市民のかたちを考える。
    「BOOKデータベース」より

    リーダーになりたいなんて思ってないし、リーダーになれ、と言われても断るような自分には半分不要な本.働くときに傍(はた)を楽(らく)にしながら仕事をしようと思っている人にも半分不要な本.リーダーになれと無責任に言う側の人間が読むべき本.
    自分に必要と思う半分は、頭ではわかってるんだけどね.という感じ.これほどまでに冠婚葬祭のみならず生きるに必要なことの大半がお任せになる以前の生きることに対する姿勢と実践.
    東南アジアの山の中に行けばあるけど、これはグローバル化とかインフラの整備とかいう名のもとになくなっていく現象がある.
    社会は前に進んでいるのか後ろに進んでいるのかと思う.

  • フォロワーシップという言葉がある。
    良いリーダーとは、
    リーダーシップとフォロワーシップを兼ね備えていること。
    いざという時には人々を力強く導くこともできるが、
    普段はじっと見守り、
    行動しようとしている人をサポートし、
    集団を背中からぐぐっと押し上げてくれる。
    そんな人になりたいし、
    何よりも目の前の生徒たちにはそういう力を身につけてほしい。

  • 2016/3/24図書館から借りた。
    3/21の武田鉄矢今朝の三枚下ろしより興味を持った。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    縮小社会・日本に必要なのは強いリーダーではない。求められているのは、つねに人びとを後ろから支えていける人であり、いつでもその役割を担えるよう誰もが準備しておくことである。新しい市民のかたちを考える。

    【キーワード】
    新書・リーダー・社会・日本


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