恐竜は滅んでいない (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820101

感想・レビュー・書評

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  • 小林先生の恐竜の本は必ず読まなくてはならない。少し専門的。完全な初心者向けでは無し。

  • 恐竜の定義(P55)が楽しい.古生物の世界はほとんど知らなかったが,恐竜と鳥類が非常に関係が深いのを知って驚いた.30m以上,50トンもの巨大な恐竜がいたとは!地球上でこれまで起こった生物の大量絶滅事件は5回で,最後の6600万年前のそれで恐竜が絶滅した由だが,現在は6回目の大量絶滅の最中にあるという.人類の英知でこれを阻止する必要がある.

  • 北大総合博物館で数年前に「アラスカの恐竜展」という展示があり、「なぜアラスカ?」と思いました。この本を読んでその理由がわかりました。北大、日本の恐竜額の最先端を行っている、と。それをけん引している小林准教授が化石採集のフィールドとしているが、モンゴル、中国、そしてアラスカ。

    恐竜発掘のノウハウが蓄積されたことで世界各地でどんどん新種の恐竜の化石が発見されているそうです。

    アラスカの当時の気候を推定しつつ、恐竜がどのようにその厳しい気候を生き抜いたのか?という疑問を提起します。「暖かい気候を求め長距離の移動をしていた」「冬眠していた」など仮説には無理がある。何家族かが集まって集団行動をしていた、のは間違いなさそうだがどのように子供を食べさせていたかがわからない。

    北海道鵡川町で発掘されたハドロサウルス類の全身骨格の化石はクリーニングと復元を経て数年後には公開されるだろう、とのこと。楽しみです!

著者プロフィール

北海道大学総合博物館 教授

「2022年 『トリケラトプス1/35骨格模型キット&本物の大きさ特大ポスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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