危機の外交 首相談話、歴史認識、領土問題 (角川新書)

著者 : 東郷和彦

• KADOKAWA/角川書店 (2015年7月9日発売)

作品紹介・あらすじ

戦後七〇年を迎える日本が瀕する外交の危機、そして危機における外交の在り方とは。首相談話、靖国、尖閣、慰安婦と徴用工、北方領土の五つの論点から中韓米露関係を考える。元外交官が「遺言」として綴る打開策。

感想・レビュー・書評

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2019年9月6日]

東2法経図・6F開架：319.1A/To23k//K

[ドラソルさんの感想 · 2017年9月8日]

元外交官のサラブレッドの東郷和彦が、現在日本が抱えてる外交問題について言及した一冊。

元外交官だけあって、当事者の立場で深く切り込んでいるのが印象に残った。

[RA101Eさんの感想 · 2016年8月30日]

　佐藤優さんの上司だった方で、まともなのはこの人、とこの著書でも感じさせられます。
　「国益」を一歩もゆずらない、という態度は、「内側」には通用しても外交はできません。でも、狭い世界の中で、自分たちの言い分だけを「ブレず」に言い続けるだけでいると、みるみる状況が悪くなっていることが実感できます。

　「左」「右」や、「チャイナスクール」などとレッテルを貼っては言い分を認めない態度は、新たな発想を閉ざし、結局は対話を開始することができない状態を固定化してしまうはずです。

　歴史にifは意味のないことですが、２０００年代のはじめに、あと少し、状況が正しい方向に動いていたら、と思わずにはいられません。

[evergreenさんの感想 · 2015年9月24日]

150901読了

[mishuranmanさんの感想 · 2015年8月26日]

本当に遺言だろうかｌともかく読みにくいが面白い。」

著者プロフィール

静岡県対外関係補佐官、静岡県立大学グローバル地域センター客員教授

「2021年 『一帯一路』 で使われていた紹介文から引用しています。」