語彙力こそが教養である (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1589
レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820125

感想・レビュー・書評

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  • 語彙力のない人は5色の絵の具で絵を描いてるようなもの。深みのある絵は200色の絵の具がいる。

    なーるーほーどー。です。
    語彙力が必要な理由をうまく説明出来なかったのですがまさにこれですよね。

    どの話も説得力があり、そして耳が痛い。
    わたしも語彙力を増やしたい!と思わせてくれるのですが、どうすれば良いかの部分がわたしにはピンときませんでした。
    くどくど書かれてる部分も多く、図書館への返却期限も迫っているので、ペラペラ読みをしたせいかもしれませんが。

    ひとまず、ブクログのレビューを通して、身につけた言葉のアウトプットの場にしていきたいと思います!

  • 語彙力こそが教養であるとし、その語彙力をつける為の方法やおすすめの本などを紹介している。
    語彙力が貧弱=思考が貧弱というところは、まったくもってその通りだと思う。それ故、小学校での英語教育に力を入れている今、英語より国語だと切に考える。

    語彙力のインプットとアウトプットを兼ねた素読(声に出して読む)を、著者は強く薦めているので、少しやってみようと思う。
    本書内で紹介されている言い回しは、実際職場や友達同士で使うとキザな印象を与えそうだが、知っていて使わないのと知らないで使わないのとでは違うので、やはり教養として様々な言い回しのストックは持っておくべきであろう。
    誤用や若者言葉との付き合い方は難しいものがあるが、著者の意見を参考に自分なりの落としどころを探る必要がありそうだ。

  • 近所の本屋さんの新書本コーナーで山積みされていて目に留まりました。この本の著者の斎藤氏の本を読むたびに、彼は本当に凄い人だなと感心します。今回のテーマは、語彙力の多少がその人の教養を示す、という、私の身に突き刺さるものです。

    本の帯に書いてある「その一言に知性は滲み出る」、まさにその通りだと思います。FBを始めて5年近く経過し、発信する機会が増えましたが、自分が書いたものを見直したときに、語彙力の少なさを感じることがあります。

    ビジネスで分かりやすいメールやプレゼンを作っているだけでは、語彙力が増えない、ということも、この本を読んだ気づきです。語彙力を増やしてくれる「良書」に取り組む機会を少しずつ増やしていこうと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ほんの1分間のプレゼンで、それまでの人生で読んできた本の種類やインプットの量を予想できる、それは、複数の事柄をひとつの言葉で表現しようとするか否か、である(p17)

    ・日本語の90%を理解するために必要な語彙数は、およそ1万語。英語は3000語、スペインやフランス語は2000語程度(p21)

    ・語彙力の低下は「素読文化の減衰にある」、素読とは、意味や内容を詳しく理解する前に、とりあえず声に出して本を読むこと、これは精読(意味をじっくりと考えて頭で読む)とは異なる(p26)

    ・語彙を身につけるには、その言葉が含まれる文章ごと文脈のなかで覚えるほうがずっとラク(p27)

    ・耳で聞いた単語(ひらがなの音)を反射的に漢字変換できるかどうかが、自分の語彙力を測る一つのポイント(p34)

    ・消極的な語彙になってしまう理由として、1)実際に使った回数が少ない、2)言葉の由来を知らない、がある(p37)

    ・本を読む習慣が、半年後、一年後、五年後の語彙をつくり、あなたを作っていく(p67)

    ・ドストエフスキーノ5大長編:カラマーゾフの兄弟、罪と罰、白痴、悪霊、未成年、は人生の課題図書である(p78)

    ・ミステリーの書き方、という本は、現代を代表する43人のそうそうたるミステリー作家が自身の創作の秘訣を明らかにしている(p87)

    ・語彙の裏側にあるストーリーを共有することで、意思疎通の濃度がぐんと高くなる(p92)

    ・日本語は、夏目漱石一人でマスターできる、坊ちゃんはお薦め(p161)

    ・読み書きが一部の人だけのものであれば、言文一致の問題は大きくならなかっただろうが、庶民レベルまで浸透してくると、書き言葉と話し言葉が乖離しすぎていて不便ということになる(p169)

    ・面白い話を人に伝えられないのは、意味だけをとらえている。語彙や口調を軽んじている(p183)

    2016年7月17日作成

著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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