ブッダは実在しない (角川新書)

制作 : 島田 裕巳 
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年11月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820248

作品紹介

釈迦誕生からその後の仏教の変遷をたどると、ブッダは実在の人物ではなく創り出された一つの観念だった。その観念から、人物としてのブッダが生み出されていったかを読み解いた日本初の画期的な「ブッダ伝」。

ブッダは実在しない (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • 手塚治虫が描いた『ブッダ』、悟りを開いたゴーダマ・シッダールタは実在した人物ではないと、タイトルでも中身でも著者は断言している。それがテーマなら神は死んだ程度の下らない駄文に過ぎないのだが、本書が投げかける問題はそこではなかった。
    ブッダの実在を否定することで別の視点で仏教を考えることができる。正直、日本人である自分にとってブッダの存在の否定はさほど大きな意味を持たない。ブッダが否定されたからと言って仏教が無意味なものとはならないからだ。キリスト教、イスラム教においてはそうはいかないだろう。
    つまるところ、自分のイメージする仏教というものの根幹はブッダではなかったのだろう。
    ブッダの存在を否定することで見えてくる仏教の形が新鮮だった。また否定することにより仏教を貶めるわけではなく、キリスト教やイスラム教との比較により逆に誇ろうという著者の思いには強く共感できた。

  • エッセイのような軽い本かと思っていたが、本質を突いていて目から鱗が落ちた。面白かった。

  • ブッダは観念、始まりは「普通名詞」、それが「固有名詞」へと変遷していった。

    日本の宗祖は中興の祖かもしれない。

  • 仏教は1つの型であり、前提となる型に基づいて人間にとっての究極的な悟りとは何かを探究していく、、もっと言えば、探究的な悟りとは何かを探究してく、もっと言えば探究し続けていく営みである。そのように考えた方がいいのかもしれない。その場合の型とは、仏典の形式であったり、仏伝という文学の様式であった。

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