戦争・天皇・国家 近代化150年を問いなおす (角川新書)

  • KADOKAWA/角川書店
3.56
  • (1)
  • (8)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 44
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820330

作品紹介・あらすじ

なぜ日本は変わらないのか? 戦後論だけでは語りえない国家の本質とは? ノンフィクション作品を通じ様々な角度から日本国の骨格を明らかにしてきた猪瀬直樹に、戦争を体験したジャーナリスト・田原総一朗が問う。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 現代の諸問題を考えるに当たり,戦後レジーム70年を黒船レジーム160年に広げて見直すことを提唱。猪瀬直樹氏と田原総一朗氏の対談形式で分かりやすい。各省の官僚は優秀だが,政府が利害を最適化して統合的に意思決定をすることができていない。論理的に考えれば必敗の太平洋戦争の開戦を防げなかったことに学ばなければならない。

  • 黒船来航からの150年の視点で日本を考えるという猪瀬直樹独自の歴史観が大変勉強になった。
    強調されるのは、150年間ずっと対米関係が日本外交の中心的課題であったこと、日本が第一次世界大戦をほとんど間接的にしか経験しなかったことの影響の大きさ、そしてこれからの日本にも対米協調路線しか現実的な選択肢はないこと。

    最後の田原総一朗の総括は具体性に欠け不満が残るが、日本の置かれた国際社会の現実を改めて教えてくれる一冊だった。

  • 近現代を見るのに、太平洋戦争後だけを見るのでは視野が狭く、黒船来航から通して見るべきと主張する。
    国家の意思を統合する制度がなく、当初は元老がそこを補っていたが、元老がいなくなって欠陥が露呈し、開戦に至った経緯がわかる。
    60 年安保が元の不平等条約を多少なりとも改善する方向の改定であったにも関らず、デモ参加者はほとんど (と書いてあるが、読んで参加した者が存在し得るか?) 条約文を読まずに反対していたこと、どちらも何も進歩していないと思う。
    欠如している情報収集能力を持てるようにすべきという田原の意見に、同感。

  • 論じるより行動が難しい

  •  
    ── 猪瀬 直樹&田原 総一朗・共著
    《戦争・天皇・国家 近代化150年を問いなおす 20150709 角川新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4040820339
     
     十二人の眠らぬ男女 ~ 安倍談話 vs 天皇談話 ~
     
     日本の謝罪と米軍の日本駐留は、どこまで続くのか?
    ── 《朝まで生テレビ 20150814 25:55-29:50 テレビ朝日》
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BD%BD%C6%F3%BF%CD%A4%CE%C5%DC%A4%EC%A4%EB%C3%CB
    …… 《12 Angry Men 19570413 America 19590804 Japan》
     
    https://twitter.com/awalibrary/status/632241740662095872
     
    (20150815)
     

  • 黒船から始まった近代日本の姿が分かりやすく書かれています。また、決してマスコミが取り上げない考え方が取り上げられてます。
    なぜこの様な事実は学校で習わないのか?
    縄文や弥生の時代より大事な近代をないがしろにしてる事が残念です。
    この本を読む事で、欠落させられてる事実を掴みましょう。

全6件中 1 - 6件を表示

プロフィール

作家。1946年長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞。2002年6月小泉純一郎首相の下で道路公団民営化委員に就任。07年6月石原慎太郎東京都知事の下で副知事に就任。12年に東京都知事に就任、13年12月辞任。現在、日本文明研究所所長、大阪府市特別顧問。主著に『昭和16年夏の敗戦』『天皇の影法師』(以上、中公文庫)『道路の権力』『道路の決着』(以上、文春文庫)、『猪瀬直樹著作集 日本の近代』(全12巻、小学館)がある。近著に『東京の敵』(角川新書)『民警』(扶桑社)。

戦争・天皇・国家 近代化150年を問いなおす (角川新書)のその他の作品

猪瀬直樹の作品

ツイートする