蛭子の論語 自由に生きるためのヒント (角川新書)
- KADOKAWA/角川書店 (2015年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040820361
作品紹介・あらすじ
前著『ひとりぼっちを笑うな』が大きな反響を呼んだ蛭子能収。新作のテーマはなんと「論語」。孔子が残した言葉の数々を見て、蛭子は何を思い、語るのか。息が詰まるような現代で自由に生きるためのヒントが満載。
感想・レビュー・書評
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蛭子さん2冊目。論語の一節から蛭子さん自身の人生論?を語っている。
論語は自分も読んだ記憶はないので、それなりに興味を持って読めた。確かにいくつか共感出来たが、そうでないのもあった。
前作でも思ったが、今の時代は正直に生きにくいなと思う。必要以上に相手の事を推し量ったり、場の空気を読まなくちゃいけなかったり。自分は蛭子さんまで吹っ切れてないから、どうしても外では周りの目を気にしてしまう。家でもそれなりに気にはするけど、本心からしているから自然体に近いのかな。
自分にウソをつき続けたら自滅する詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
蛭子さんの第一の信条は自由であること、第二の信条は相手の自由も同じように尊重すること、第三の信条は死なないこと。自由に生きるためには、人の恨みをかったり、目立ったりしないことを心がけているようでした。
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「いじめられてるほうにも問題があるのではないか」というのは、完全に間違ってると思う。(p38)
グループ内では、必ず多数派と少数派が生まれて、その一方が一方を差別するような構図になりがち。つねに1対1対1になるように調整するために、一歩引いた立場から全体のバランスを見ておく存在が大切だと考える。(p127)
基本姿勢は「自由であること」「他人を尊重すること」「死なないこと」(p156)
僕にとっていちばん大事なものは「命」であり「自由」だけど、その次に大事なのは「お金」です。(p231) -
蛭子さんを見くびっていた。その生き様は尊敬に値する。
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蛭子さんの本はこれで大分読みました。やっぱり考え方は一貫してるし為になるところもあると再確認。
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ヘタウマな絵で一部のファンから人気の漫画家で、競馬・競艇・パチンコなど熱狂的なギャンブラーでもある蛭子さんの人生論。「三十にしてモウ立たず」・「四十にしてまだ惑い」・「五十になっても天命など知らず」、そして気が付けばもう68歳。そんな現代の自由人こと蛭子さんが、今さらながら論語に学んでみた。中国・儒教の真髄を説いた偉大なる思想家である「孔子」の教えと、それとは真逆のゆるゆる人生を送っている「蛭子」の考えとの大きすぎるギャップが面白い。
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ひとりぼっちを笑うなの続編的。論語の解説はともかく蛭子さんの考えに似てると言うか寄せてると言うか。前作ほどではないけど、内向的な自分には蛭子さんの考えは頷けるものが多いです。
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己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ
最も沁み入る言葉が蛭子氏と同じあたり、蛭子氏の様な生き様が性分なのかもしれない。 -
図書館にあったから
一円もかからないから読んだ
しかし
オモロい
ところどころ、思わず吹き出してしまう
おもしろエビスエピソード満載。
とにかく
死ななければよい、、
死にたくない
という蛭子氏のポリシー
芸術、哲学、スポーツなど、、、
命をかけ
命を削ってまですることじゃない
と言いながら
自分の賭けた競艇の選手には
“死ぬ気でがむばれ!”とナ、、、
なんとも
矛盾に満ち
純粋で清らかな蛭子さん
飾らない魅力って大事だな
人間って
こんなんでいいんだ
と思うと気が楽になりました。
明日から
蛭子能収に成りきれたら
もう怖いもんなし。
えいえいおー