- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040820392
作品紹介・あらすじ
ビジネスの答えが見えない現代。上司はいかに孤独と向き合い、しかし心折れることなく使命に答えていくべきか。現代のビジネスパーソンの悩みに答え続けてきた著者による「上司学」の集大成。
感想・レビュー・書評
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部下とは自分の組織を共に支える同志であり、また、その能力や経験の未熟さを指導しなければならない生徒である。
仕事の遅い人、要領の悪い人にこそ粘り強く時間を割いて、全員を成長させなければならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『感想』
〇自分の成長、それが結果として「社会的成功」「社会貢献」「部下の成長」といったものに繋がる。また繋げなければ自分の成長がない。
〇変えられないと思っている人間に、変化を起こせるはずがない。変えられると思える部下を育成する。また上司は部下よりも変えられる可能性が高い。その力を使って周りに影響力を与え、変化という事実をもって部下の自己有用感を育てていきたい。
『フレーズ』
・誰でもビジョンを語るのは自由だが、人の心に届くのは勝者の言葉なのである。(p.25)
・人は食べるためだけに働くのではない。自分の成長のため、何かに貢献するためにも働くのだ。自己の成長に対して喜びを感じるのは、人間の本能といってよい。(p.37)
・仕事が趣味と違うのは、自分が成長を遂げることが、社会貢献につながることである。(p.39)
・一番重要なのは「現実把握力」である。(p.71)
・リーダーたるもの、常に自分を客観的な視点で眺め、思い込みで間違った判断を下していないかどうかを確認し続けなければならない。思い込みにとらわれないためには、他社に指摘してもらうか、異質な考え方に触れることである。リーダーには異質なものを積極的に受け入れあえて批判を求めるだけの度量の大きさを、私は求めたい。(p.75-77)
・変えられないと思っている人間に、変化を起こせるはずはない。(p.98)
・人は自分が評価され、教えを乞われれば嫌な気持ちはしない。(p.135)
・人を育てようとすれば、おのずと自分の仕事の内容や処理方法を振り返り、見つめ直す必要に迫られる。(p.154)
・部下を育てるということは、自分の成長にもつながる。(p.154)
・きちんと叱るということは自分の感情で叱り飛ばしているだけのパワハラとは次元が異なる。部下の成長のためという想いがあれば、上司がどれほど厳しい言葉をかけたとしても部下は納得し、ついてくるものだ。(p.174) -
名言大喜利の本
1言お題について少し語っている。軸が見えないしありきたりで面白みもない -
重要なのは、あとがきにある、真摯さ、大いなる志。それを全うするための、要素が丁寧に書いてある。
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これから上司になる人が心の準備として読みたい一冊。マネージャーになってからでは忙しく冷静に勉強する時間もなくなってしまう為と思い手に取ったが、何度か読んで自分の中に落とし込みたい。部下の能力の最大化が上司の命題。
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直接お話を伺って購入。
真摯さを忘れずに仕事をし部下に接していきたい。
そして夢と希望を与えられるような上司でありたい。 -
リーダーとして行うべきことは、業務目標の達成と部下の成長であり、とりわけ後者にどれだけ力を入れて臨めるかが大切であることを説いている。
また、一社会人として基本的なルールを守り、原理原則に忠実でありながら、自分が先頭に立ち、火の粉をかぶるつもりで仕事にあたることが肝要としている。
この書は、社会人として修羅場を経験しながらも、きちんと自らの家庭や部下に対してもきちんと向き合ってきた著者の人柄がよく伝わってくる秀作であると思う。 -
ビジネス書には全く興味がないのだが。存外面白かった。
力をもらった項目もあるし、いつの間にか出来なくなっていたこともあり、なるほどなと思うこともある。
何度か読み返したい本だな。
上司としてだけでなく、生きていくにあたって参考にもなる。 -
成功した人の本。
自らに引き戻して考えると、ためになるというより寂しくなるところも。