子どもが伸びる「声かけ」の正体 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 38
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820576

作品紹介・あらすじ

やる気スイッチをONにするには「聞き方」が重要! 教壇に立っているより、生徒の中に座り、授業を進める。それができるのも、子どもたちが自主性を持ち、自ら動いているから。国立大学付属小学校で、授業から掃除、給食まで、これまでには考えられなかった型破りな取り組みでテレビでも脚光を浴びている“プロ”教師の指導法。その根底には、計算されたプロの「声かけ」があった――。

感想・レビュー・書評

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  • 破天荒教師の教育実践。子供を大人扱いする、成功体験を増やす、やっぱりアドラー心理学だね。


    p129の平等についての理解だけでも読む価値がある。平等の意味をはき違えている大人がいるが、これからの子どもをそういった間違った平等の理解のままで成長させてはいけない。
     平等だからこそ、格差が生まれるのである。


     MC型授業という、さんまのようにオーディエンスを活かせるトーク技術が教師には必要。それ、ほんとそれ。
     もはや教育ってのは知識の暗記じゃないのだよ。これいつからいってんだろ。アカデミック・エンターテイメントなんだよ。学術を知的好奇心による楽しみにしなきゃならんのだよ。どんなに知識があっても知恵にできなきゃあ。教師は知識を知恵に昇華できる能力も子供たちに見せてあげなければならないのだよ。


     こういった教育実践はカリスマ教師だからできるとか、悲観しちゃあいけない。彼の経験談からポイントを抽出して、自分で実践することが大事なのである。

  • 田舎育ちの自分にとっては、高級ホテルでの食事を目的に・・といった部分が、現実感が無いものに感じてしまった。ただ、著者の指導していた学校が、東京学芸大学付属の小学校で品の高い家庭で育った子供たちが対象であり、全ての子ども達に当てはめれる内容では無いと思う。

    以下参考になった部分を抜粋。
    ・あなたの考え方に賛同はできないが、そういう考え方があるのは認める。
    ・外であった時は先生と呼ばせない
    ・議論では、相手の話を聞く力を身につける
    ・相手の強みと弱みを調べてディベートする
    ・具体的に聞く
     →今日どうだった?×
     →体育の授業ではどんなことをした?○
    ・権力者に対して戦が成功は「変」。失敗は「乱」。

  • MC型教師とメディアで話題の附属小教師による“声かけ”の教育論

    ダンシング掃除、賞金稼ぎプロジェクト、帝国ホテルディナー...
    目を引く実践は型破りだけれど、支える理念は確固たるものを感じる

    でも、フツーの教師がまねしたら学級が崩壊するにちがいない

    それにしても内容にしっくりこないタイトルだこと

  • 生徒と教員が同じ目線の高さで接することを前提に,後は,いかに生徒のモチベーションを高めるか,に終始する.多くのアイデアを提案することも凄いが,それ以上にそのアイデアを受け入れる学校も度量がある.教育とは制約に対してマイナスの思考がどれだけできるかにかかっている.

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プロフィール

1975年、東京都生まれ。国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭。東京学芸大学教育学部卒業後、アメリカ・インディアナ州立ボールステイト大学大学院でスポーツ経営学の修士を修了後、同大学職員などを経て、2006年から東京学芸大学附属世田谷小学校へ。教育関係のイベント企画を多数実施するほか、企業向けに「信頼関係構築プログラム」などの講演も精力的に行っている。 著書に『「やる気」を引き出す黄金ルール 動く人を育てる35の戦略』(幻冬舎)、『ぬまっちのクラスが「世界一」の理由』(中央公論新社)がある。

「2016年 『子どもが伸びる「声かけ」の正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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