池上無双 テレビ東京報道の「下剋上」 (角川新書)

制作 : 池上 彰 
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年6月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820859

作品紹介

池上無双が選挙報道を変革した!

タブーを恐れない突っ込み/ユニークな当確者プロフィール/ラスト30秒で聞き出した/みてすぐわかる立体模型/いつでもどこでも直撃/視聴者目線の池上バスツアー……等

選挙報道で大きな反響を呼んだテレビ東京「池上彰の選挙ライブ」。タブーなき政治報道を貫くスタイルは「池上無双」と呼ばれる。番組の裏側などを通して、選挙とは? 政治家とは? 政治報道のあるべき姿を語る。解説は池上彰氏。

夏の参議院選挙をはじめ、選挙の前に必読の一冊!

●主な内容
はじめに  「池上無双」とは何か
第1章 『下剋上』は本当に起こった 
第2章 「池上無双」と呼ばれた瞬間
第3章  ジャーナリストとしての池上彰
第4章  首相を目指す『登山家』たち 
第5章  職業としての政治
第6章 『池上無双』は次にどこへ行くのか
解説・池上彰  『テレビ報道の開拓者』  あとがき

池上無双 テレビ東京報道の「下剋上」 (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • 国政選挙の投開票日、地上波のテレビ局は夕方から一斉に選挙
    特番を放送し始める。

    速報性・確実性を求めて、以前はNHKばかりを見ていた。しかし、
    2012年の衆議院選挙以降はテレビ東京にチャンネルを合わせて
    いる。

    在京テレビ局の中でも地方の中継局が少なく、テレビ東京自体の
    規模も他局に比べたら遥かに小さい。速報性には難点がある。
    ならば、その難点を補える番組内容にすればいい。

    白羽の矢が立ったのがジャーナリスト・池上彰である。彼をメイン
    司会者に据え、「家族みんなで見られる選挙特番」が企画された。

    これが当たった。当たったどころか、大当たりだった。

    放送がある度に見ているけれど、面白んだよね。「池上バスツアー」
    と銘打って、街角の選挙ポスターをどのように見ればいいか解説し
    たり、公明党本部へ行って創価学会との関係を聞いたり、日本会議
    を訪問したり、政治家の地元事務所へ行って政治資金収支報告書
    を見せてもらったり。

    他局はスタジオのメインキャスターを中心に政治部記者が状況を分析
    したりに終始しているけれど、当落の情報だけではなく、選挙に係わる
    ことをいろんな切り口で解説してくれるんだ。

    勿論、池上氏が得意とする「分かりやすい解説」があるからこそなのだ
    けれど、政治家を紹介する時の短いプロフィールが秀逸なんだわ。

    例えば…
    「麻生太郎(74) 副総理 財務大臣
     総理が恐れる”失言癖”
     洗礼名”フランシスコ”」

    「岡田克也(61) 民主党代表代行
     トップクラスの質問回数
     車庫入れが苦手」

    洗礼名も車庫入れが苦手も、政治にはまったく関係ない。でも、この脱力
    コメントがグッと来るんだよね。

    この脱力コメント以外でも池上氏と政治家とのやり取りがめっちゃ面白い。
    本質を突く池上氏の質問に、聞かれた方の政治家が気色ばんだり、
    当たり障りのない答えを繰り返したり。

    特に初当選組に関して池上選挙特番は「バカ議員発見器」みたいなもの。
    今井絵理子は沖縄問題を「これから勉強する」と言い、三原じゅん子は
    神武天皇を実在の人物であると肯定したりね。

    本書は番組プロデューサーの筆になるもので、これまでの選挙特番の
    文字起こし部分が多いのだけれど、今まで池上選挙特番を見たことの
    ない人も、既に見ている人でも楽しめると思う。

    池上選挙特番に限らないけれど、好きだわテレビ東京。「番外地」とまで
    言われたテレビ局が、池上選挙特番では一時的にではあるが視聴率で
    NHKを越えているんだもの。

    小回りの利くテレビ局だから出来ることがあるし、出来ない部分は何かで
    補おうとする。だから、池上選挙特番には独自の視点があり、それが受け
    ているのだと思う。

    尚、池上氏ご本人は文筆活動に専念したかったみたいだけれどね。

  • 前半はテレビ東京で池上彰さんが出演する選挙特番の裏話と当時の政治の流れをおさらい。
    後半は池上さんの話はなくなり、安倍晋三首相の次は誰なのかを切り口に政治家になる人達の人柄等の話。

    前半部分を期待して手に取ったので
    後半は勉強にはなったが興味がなくてつまらかなった。
    でも読みやすい文章と著者の熱意を感じられる内容から
    テレビ東京の経済番組に更に信頼を持てるようになった。

    池上さんのブラックさが前面に出た解説も面白かった。
    池上さんの解説からも著者への全幅の信頼を感じた。

  • 池上さんの選挙特番を見てから、選挙に関心を持てるようになりました。以前は行かないこともあった投票も、いまは欠かさず行っています。

    この本は池上さんが書かれたわけではありませんが、選挙特番をご覧になったことがない方にも池上無双といわれる所以がわかると思います。そして次の特番は生で池上無双を見ていただきたいです。面白い番組をつくってくださったテレ東選挙特番チームの皆さんに感謝。そして池上さん「いいぞ、もっとやれ!」。

  • 請求記号:699.64/Fuk
    資料ID:50084249
    配架場所:図書館1階東館  め・く~る

  • どちらかというと、著者のテレ東社員という目線での内容が少なくない。

    安倍首相への改憲についての聞き出し、公明党と創価学会の関係についての聞き出し、小泉進次郎氏への総理大臣への意欲に関する聞き出し等、政治家に対する池上さんの聞き出しエピソードがいくつか紹介されていたが、このような無双エピソードをもう少し載せてほしかった。

    それでも、当番組がとても好きなため全般的に楽しく読めた。

  • 2010年参院選以降、テレ東の選挙特番は池上彰さんがメインキャスターとして独自の番組作りをしている。2016年4月の衆院補選までの選挙特番をまとめた総集編のような本。どの特番もだいたい見ていたので、番組内容を思い出すようにしながら読むことができた。
    この夏の特番も面白く見させてもらったのだが、そのときのツイートで「この特番を次の選挙直前に再放送すべきだ」というのがあり、とても同意した。他局とは一味違うテレ東さんだからこそ生み出せた池上無双、選挙だけではなく政治検証の場でも無双を見せてくれることを願いたい。
    総集編からもう一つ抜け出すような内容がもっとあれば、と感じたので☆を一つ減らした。

  • 選挙の特番でも人気の池上氏が、従来の選挙報道を視聴者視点で変えようとするプロセスがわかった。

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池上無双 テレビ東京報道の「下剋上」 (角川新書)はこんな本です

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