知られざる皇室外交 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820873

作品紹介・あらすじ

1953年、19歳だった明仁皇太子はヨーロッパ各国を訪れた。大戦の遺恨が残るなかで何を感じたのか。そこから続くイギリス、オランダなどとの交流、慰霊の旅を続ける理由など、知られざる姿を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架 319.1A/N83s//K

  • 生まれてから亡くなるまで変わらない皇族という在り方による長期的な外交がいかに日本の国益に貢献してきたか、ということを具体的なエピソードを集めて教えてくれる。実利的な外交と、観念的な外交の両輪が日本にはあって良かった!

  • ちきりん氏の推薦本。
    皇室外交が日本の重要なアセットであることは理解した。
    個々のエピソードは感じる人は居るのだろうけど、あまりピンとこなかった。

  • 天皇制は便利だなー。外交関係が柔らかくなるのって、とっても大事。ノブレスオブリージュはあり続けるべきである。


     政治家や政府外交官だけが外交をすればいいのか。そんなことをしたら、即物的で、利害関係しか追究しない外交戦略ばかりになるんじゃないか。そんなスケベな国は国際関係上、好意を持たれるわけがない。
     日本は政治から独立した皇室がある。そのおかげで、政治とはワンクッション置いた外交ができる。そのおかげで、温和な外交交渉ができてきた。そういう実績がある。
     日本が第二次大戦の太平洋戦争で犯した失敗を償って、補償するという困難な外交も、皇室外交があったからうまくいっただろう。そうでなければ、うまい汁だけ吸われて、日本なんて干からびていたんじゃあないか。



     民主主義のくそなところは、下等な賤民が政治に口出しして権利を主張しすぎるところである。そのポピュリズムに迎合して、政治に高貴さが亡くなれば、社会倫理は崩壊し始め、国家は崩れていくだろう。

     日本は、天皇というノブレスオブリージュの象徴があったから、高貴さを保ってきたところもあると思う。そういう意味で、天皇家には感謝しきれない。

     皇室の存在の是非を問う人間がいるが、そんなことより、皇室が2000年以上存続し続けたことに感謝すべきである。
     そういうことができない、正義に固執する人がいるんだろうけれど、そういう人が国を亡ぼすんだよなぁ…。
     もっと粋を大事にしてほしい。
     そうすれば、天皇家のありがたみもわかるだろう。

     

  • 皇室外交すごい
    常にあり方を考える方

  • 知らない世界。1人の皇族の寿命と比べると、皇室の諸制度もそんなに安定的なものでもないのだなあ… そもそも安定性を重視すべきなのか、本人の想いなのか、世論か、政権か、というところだけど。国民からの人気のない皇族が出てきた時、果たしてどうなるのだろうか。

  • これを読むまで「ほんとに皇室って必要なのかな?」と思ってた。
    政治にかかわらないという前提はあるものの、外交上重要な役割を果たしている皇室。
    政治と切り離されているという建前があるからこそ持てる親しみというのもありそう。
    またどの国賓もすべからくできうる最高のおもてなしをするという点で日本の皇室は特異である。

  • 皇族、特に天皇皇后の諸外国首脳との交流、外国訪問が、どれだけ日本全体が外国に与える印象を好ましいものにして来たかを、実例によって説く。
    ・誰に対しても平等にもてなすこと
    ・庶民と真近に接すること
    ・戦後日本への悪印象を保っていた国々の多くの人の印象を塗り替えたこと
    ・諸王室との交流を長く続けていること
    ・慰霊の旅を続けていること
    日本の庶民が知らされていなかったことの多さにも、呆れるけれど。

  • ◆きっかけ
    Chikirinの日記2018/1/25記事 2018/2/1

  • Amazon、¥555.

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プロフィール

長崎県生まれ。毎日新聞客員編集委員。東京外国語大学中国語専攻を卒業後、71年に毎日新聞入社。テヘラン支局、パリ支局、ローマ支局などを経て、98~2001年外信部長。あわせて皇室外交の取材を一貫して行っている。主な著書に『ワインと外交』新潮新書、『饗宴外交』世界文化社、『歴代首相のおもてなし ~晩餐会のメニューに秘められた外交戦略』宝島新書などがある。公益財団法人日本交通文化協会常任理事(事務局長)、公益財団法人日仏会館常務理事。

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