知られざる皇室外交 (角川新書)

著者 : 西川恵
  • KADOKAWA (2016年10月10日発売)
3.88
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  • 本棚登録 :90
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040820873

作品紹介・あらすじ

1953年、19歳だった明仁皇太子はヨーロッパ各国を訪れた。大戦の遺恨が残るなかで何を感じたのか。そこから続くイギリス、オランダなどとの交流、慰霊の旅を続ける理由など、知られざる姿を明らかにする。

知られざる皇室外交 (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • 知らない世界。1人の皇族の寿命と比べると、皇室の諸制度もそんなに安定的なものでもないのだなあ… そもそも安定性を重視すべきなのか、本人の想いなのか、世論か、政権か、というところだけど。国民からの人気のない皇族が出てきた時、果たしてどうなるのだろうか。

  • これを読むまで「ほんとに皇室って必要なのかな?」と思ってた。
    政治にかかわらないという前提はあるものの、外交上重要な役割を果たしている皇室。
    政治と切り離されているという建前があるからこそ持てる親しみというのもありそう。
    またどの国賓もすべからくできうる最高のおもてなしをするという点で日本の皇室は特異である。

  • 皇族、特に天皇皇后の諸外国首脳との交流、外国訪問が、どれだけ日本全体が外国に与える印象を好ましいものにして来たかを、実例によって説く。
    ・誰に対しても平等にもてなすこと
    ・庶民と真近に接すること
    ・戦後日本への悪印象を保っていた国々の多くの人の印象を塗り替えたこと
    ・諸王室との交流を長く続けていること
    ・慰霊の旅を続けていること
    日本の庶民が知らされていなかったことの多さにも、呆れるけれど。

  • ◆きっかけ
    Chikirinの日記2018/1/25記事 2018/2/1

  • Amazon、¥555.

  •  本書は各国外交についてその儀礼的側面から(特に食事会のメニューによって)読み解いてきた著者による、両陛下の軌跡を手繰った新書である。
     2016年10月に刊行された本書は、古くは今上の陛下の皇太子時代(戦後)から10年代に至るまで両陛下が切り開いてきた日本と各国の関係を詳らかにするものであり、そうした意味で(過去へと話が飛ぶなどして)やや錯雑とした構成も目立つ。
     しかし、退位を示唆したメッセージが巷間の話題となった2016年のことを思えば、ここでの刊行は非常に意義あるものであり、必携と称してもいいほどの内容だったと言っていいだろう。
     内容的には示唆に富み、その指摘は鋭く、長らく外交の現場を歩いてきた著者の経験に基づく記述も少なくない。一冊の新書としても内容の濃い良書である。

     タイムリーという意味も踏まえれば、やはり星五つと評価すべきだろうと判断した。
     ただ、そうでなくとも内容面でもそれに遜色ないものである。若年の身には知らぬ話題も少なくなく、勉強させていただいた思いである。

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