- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040820989
作品紹介・あらすじ
「出世を目指す」ことは会社員とっての本質である。自分に自信を持ちたい、面白い仕事がしたい、誰かの役に立ちたい、人から認められ尊敬されたい、経済力を手に入れたい、社会に貢献したい――。そういう自然な欲求の実現は、出世と不可分である。
グローバル化によって日本企業の体質が急速に変わり、終身雇用が半ば崩れ、人材の流動化が進んでいる。しかし人間の本質は変わらない。本書では著者の現役時代と現代の環境の違いを念頭に置きつつも、それでも変わらない本質を「これぞ決定版」という形で一冊に集約した。
すべての働く人へ。今だから立ち返って読みたいこれぞ「仕事の心得」。
感想・レビュー・書評
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『感想』
〇出世する人は「能力」と「努力」はもちろん、「人間性(信念と誠実さ)」が備わっている。人間性はばかにならない。ここが高い人は下から慕われる可能性が高い。
〇出世することで、出世していない人では得られない経験ができる。そこからさらに成長ができる。これは決して損なことではない。
『フレーズ』
・人付き合いがいいとか、謙虚である、他人の気持ちに共感できる、礼儀正しいといった良い習慣を持ち合わせていることのほうが、組織の中ではよほど優位に働く。(p.36)
・出世とは「能力」と「努力」と「人間性」のバロメーターである。(p.37)
・年配者には豊かな知識や経験があるが、成長の速度や角度は鈍い。だからそれまでに培った技量を活かして、熟練した仕事を効果的にこなすことが求められる。(p.42)
・他人と比べることは、人を幸せにはしない。他人を気にするのではなく、他人を気遣える人間になろうとするほうが、よほど出世には有益。(p.51)
・仕事の質を上げたいのなら、いいアイディアを思いついたとか、上司から言われた仕事が完了したといったタイミングで、あえて一拍置いて見直すという粘り強さを持ちたい。そのためには、その時間を生み出す計画性や、完成までの時間を短縮する合理性も求められる。(p.82)
・異質な存在に何かを言われたときに、それを批判と受け取らず、謙虚に聞けるかどうか――これが肝心である。(p.90)
・出世を目指す人には、「信念」と「誠実さ」を忘れないでいただきたい。長く語り継がれるリーダーには、必ずこの2つが備わっているのだ。(p.197)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会社でもっと前に出て活躍しようという話の本
避ける人も多いけどできることが増えて良いこともある
これぞ自己啓発って感じの本
出世により情報が増えて視野が広くなる
当事者意識を持って仕事をする
長期のビジョン・中期の計画・短期の目標を作る
チャンスを捉えてやりたいことを行う
信頼口座の残高を定期的に確認する
見えないヒエラルキーを確認する
礼儀正しく人の話を聞く
人の評価は技術点(仕事の能力)と芸術点(人としての魅力)で行われる -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689985 -
内容の様な大企業には勤めていないが、上の人の考えや意見に触れられて良かった。今の会社で行けるところまで行ってみようかと思う。
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出世の好機
この本を読み始めるまでこんな風に感じなかった。
日々の業務から仕掛ける
腹をくくっているか
たくさんの良い話が読めました -
一節が短くて読みやすい。
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【サッカーとフィギュアスケートと出世】
サッカー日本代表が好きだ。あそこに選ばれるというのは立身出世と言っても過言ではない。そう考えると、日本のサラリーマンも貪欲に競い合い、世界と戦っていくべきである。出世し、腹をくくり、仲間と勝負に勝つ。
世界を戦う準備の一つに、出世や昇進がある。
昇進には、技術点と芸術点がある、という言葉がこれまたしっくりきた。サッカーだけでなく、フィギュアスケートの要素もあるのか、と。 -
表題と内容は、だいぶかけ離れております。
いわゆる、単なハウツウではなく、仕事を進めるうえでの心構え・自分のキャリア形成を考える点を重視し、読んで自ら考えるような構成となっております。
ビジネスパーソンを技術点(実務能力)と芸術点(人間的魅力)のフレームで説明したり、常に礼儀正しくあれと説いたりと、なかなか我が身を振り返るよい機会となりました。
自分も、自身のアイデンティティを確固たるものとするために、座右の書を定める必要性を実感した次第です。
しなしながら、この様に乱読していてはいけませんね(笑 -
『出世を目指す人には、「信念」と「誠実さ」を忘れないでいただきたい。』。