阪神タイガース 1965-1978 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 26
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821047

作品紹介・あらすじ

タイガース「苦難の時代」を文献資料に基づいて再現する。しかし「記録集」にはしない。あくまで「物語」として主人公を置き、彼らを中心にして記述しよう。その主人公とは村山実、江夏豊、田淵幸一の三人だ――。

序章 「二人のエース」と二度の優勝 1959-1964
第一部 「伊予タヌキ」の知略 1965-1968
 第一章 平和台の雨に泣く――1965年
 第二章 奪三振記録での村山と長嶋――1966年
 第三章 村山の苦闘、江夏の快投――1967年
 第四章 江夏の江夏による江夏のための年――1968年
第二部 燃えつきた「炎のエース」 1969‐1973年
 第五章 「クマさん」後藤の悲喜劇――1969年
 第六章 苦悩の兼任監督――1970年
 第七章 伝説の九連続三振――1971年
 第八章 二人の監督――1972年
第三部 追放された「黄金バッテリー」1973-1978
 第九章 あと一勝に泣く――1973年
 第一〇章 冷戦――1974年
 第一一章 黄金バッテリーの終わり――1975年
 第一二章 孤立する田淵――1976年
 第一三章 崩壊する吉田体制――1977年
 第一四章 どん底――1978年
終章 優勝までの七年

感想・レビュー・書評

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  • 「苦難の時代」を記録と共に振り返る。その時代の主人公は村山実、江夏豊、田淵幸一。それぞれ人気・実力がありつつも球団や監督・コーチに不当な扱いを受けた過去は悲しい。ただしファンにとって英雄であることには変わりない。‬

  • 面白かった。グダグダなフロントに見えるけど昔はどこもこんな感じだったんじゃないかな。それにしても、やっぱり野球は面白いねえ。

  • 一次資料を縦横無尽に読み込んだ力作。オビには「血湧き肉躍る時代」と書かれているが、ここで徹底して描写されているのは、フロントの迷走、選手の葛藤・苦悩といった阪神タイガースの暗部ばかりだ。戦略なき強化方針、投高打低…といった伝統は、今も連綿と受け継がれている。ファンとしては暗澹たる気分になる。

    この期間、村山、江夏という球史に残るとてつもない選手を擁しながら優勝できなかったのは、単にV9巨人が強かったからだけではない。マネジメントの致命的な欠落があったからだろう。しかし彼らが光芒を放っていたのは、そういう汚泥の中だったからこそではないか…という気もしないでもない。

  • 「月9」に続いて大作。いろいろな人間くさいドラマがあったんですね。

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著者プロフィール

1960年、東京都に生まれる。早稲田大学第二文学部卒業。アルファベータ代表取締役編集長(2014年まで)として、「クラシックジャーナル」や音楽家・文学者の評伝などを編集・発行。クラシック音楽、ポップス、歌舞伎など文化・芸術関連の著書多数。

「2018年 『クラシック音楽 一曲も聴いたことのない人のための超「入門書」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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