陰謀の日本中世史 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 570
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821221

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『応仁の乱』の著者、構想三年の書き下ろし!

本能寺の変に黒幕あり? 
関ヶ原は家康の陰謀?
義経は陰謀の犠牲者?
俗説、一蹴!
『応仁の乱』の著者が史上有名な“陰謀”をたどりつつ、
“陰謀論”を徹底論破する。

史実とフィクションは明瞭に違う!
◆本能寺の変に黒幕あり?→いない。光秀をバカにしすぎ
◆関ヶ原は家康の陰謀? →違う。家康も追い詰められていた
◆義経は陰謀の犠牲者? →誤り。義経の権力は砂上の楼閣だった

他、
■足利尊氏=陰謀家説は疑わしい
■後醍醐天皇は黒幕ではなく被害者だった!?
■富子はスケープゴートにされた
■騙されやすかった信長
■「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説
■「小山評定」は架空の会議

「事実」はドラマや小説より面白い。
陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破!!
トンデモ説やフェイクニュースが溢れる世の中で騙されないために。
陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書!

感想・レビュー・書評

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  • 「応仁の乱」より面白かった。日本史に、意外にわかっていないことが多いことを痛感。いつも思うのですが、鎌倉時代はすごく血なまぐさい時代だったんですね。室町時代もしかり。

  • 新書大賞2019
    第3位受賞作!
    日本史上の陰謀・謀略を客観的・実証的に分析した快作!

  • 第一章 第一・二節保元・平治の乱
    第ニ章 陰謀を軸に『平家物語』を読みなおす
    第三章 鎌倉幕府の歴史は陰謀の連続だった
    第四章 足利尊氏は陰謀家か
    第五章 日野富子は悪女か
    第六章 本能寺の変に黒幕はいたか
    第七章 徳川家康は石田三成を嵌めたのか
    終章 陰謀論はなぜ人気があるのか

  • 明日、新しい時代である「令和」を迎えるにあたり、部屋の片隅に読みかけとして置かれていた本を一斉に整理することにしました。恐らく読み終えたら、面白いポイントが多く見つかると思いますが、現在読んでいる本も多くある中で、このような決断を致しました。

    星一つとしているのは、私が読了できなかったという目印であり、内容とは関係ないことをお断りしておきます。令和のどこかで再会できることを祈念しつつ、この本を登録させていただきます。

    平成31年4月30日(平成大晦日)作成

  • 読むのはなかなか骨が折れますが,歴史に対する知的興味を大いに刺激されました。

    一番目からうろこだったのは,「応仁の乱」というのは,実はそういう争いだったのだということ。
    室町時代は,ぱっとした印象がこれまでなかったのですが,「観応の擾乱」といい,愛憎激しく,複雑でドラマティックな時代だと認識を新たにしました。

    著者のベストセラーである「応仁の乱」も手に取ってみようと思います。

  • 平安時代末期の保元の乱から関ヶ原に至るまでの、
    有名な乱や事件をたどりながら、陰謀論や諸説の誤りを論破する。
    第一章 貴族の陰謀に武力が加わり中世が生まれた
    第二章 陰謀を軸に『平家物語』を読みなおす
    第三章 鎌倉幕府の歴史は陰謀の連続だった
    第四章 足利尊氏は陰謀家か
    第五章 日野富子は悪女か
    第六章 本能寺の変に黒幕はいたか
    第七章 徳川家康は石田三成を嵌めたのか
    終章  陰謀論はなぜ人気があるのか?
    参考文献有り。重要なことは太字で強調。
    世に様々な“陰謀論”が溢れていますが、それらの誤りを指摘し、
    論破するという内容です。これがなかなか痛快(^^♪
    が、それ以上に、そもそもの乱や事件の状況がわかりやすく、
    簡潔に説明されているところが良いです。
    人物の相関関係、時系列、地形と場所の他、史料の読み方も。
    “陰謀論”における、思い込みや検証の不足、反証の拒絶等、
    疑似科学との類似性の指摘も面白い・・・なるほどトンデモ本ね。

  • ・いろんな説があるが事実はわからないという事が書いてある。事実かどうかが論であるようだけど、そんなのは興味の対象ではなかった。

  • 容赦なくて好き。

  • 何となく思っていた日本史に対する思い込みを丁寧に正してくれる本。驚きや発見があり、非常に面白く読めました。

  • 巷に数多ある歴史上の陰謀説に対して、状況証拠を駆使して反論していく。

    結果を知るものからすれば必然に思える出来事も、結局は偶然の積み重ねに過ぎないということか。

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著者プロフィール

呉座勇一(ござ ゆういち)
1980年、東京都生まれの研究者。国際日本文化研究センター助教。専門は日本中世史。
東京大学文学部国史学科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。「日本中世の地域社会における集団統合原理の研究 領主の一揆を中心として」で博士(文学)。
代表作に、『応仁の乱』(中公新書)があり、30万部を超えるベストセラーとなった。その他の著書に『一揆の原理』(ちくま学芸文庫)『戦争の日本中世史』(新潮選書)、『陰謀の日本中世史』(角川新書)など。2014年、角川財団学芸賞を受賞している。

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