路地裏の民主主義 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 29
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821238

作品紹介・あらすじ

世界の様相は、予想を上回るスピードで変化している。グローバリズムに対する揺り戻しがくるとすれば、それは再分配に配慮した国民国家の再生に向けての動きであり、同時に、ナショナリズム的な復古主義が勃興してくる危険性も懸念された。簡単に言ってしまえば、左からの揺り戻しと、右からの揺り戻しがあるということだ。経済も、政治も、環境も、個人がコントロール可能なスケール(ヒューマン・スケール)を超えて肥大化しており、わたしたちの予想を超えたスピードで変化している。しかし、だからと言って、不公正や横暴がまかり通ることや、戦争への危険を手をこまねいて見ているわけにはいかない。 思想的拠点は存在しなくとも、わたしたちには生活の拠点がある。息の長い、実感の伴った生活の場から、今の状況を見つめ直すことはできるからだ。人が生きていく上で本当に大切なものは、変わらない、路地裏を歩けば、忘れてはならないものが見えてくる。オリンピック問題、カジノ法案、憲法改正論議、グローバル教育、権力とメディアなど、市井の思想家が日本社会の違和感について考察していく。

第1章:路地裏から民主主義を考える
第2章:路地裏のメディア論
第3章:路地裏の記憶を歩く
第4章:路地裏の読書、ときどき映画
第5章:人間のための経済学
終章:民主主義について語るために、わたしたちは生まれた町に帰ってきた

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1章   路地裏から資本主義を考える
    第2章   路地裏のメディア論
    第3章   路地裏の記憶を歩く
    第4章   路地裏の読書、ときどき映画
    第5章   人間のための経済学
    終章    民主主義について考えるために、わたしたちは
          生まれた町に帰ってきた

    <内容>
    毎日新聞や『MOKU』などに連載したり、寄稿したものをまとめたもの。主に政治的な部分を書いているが、書評や映画評なども混じる。
    著者が言っている「小商い」(右肩上がりの成長を欲する経営ではなく、固定客を大事にしながら、地道に事業を継続させていく)をベースに考えられている。日本経済は、もはやかつての成長はありえず(ありえないという著者の考えに賛成)、日本の課題としている少子高齢化に対し、これに適合する制度を構築し、ジャンプすることなく、コツコツと経済活動を進めるべし、読むべきは株価でなく、例えばエンゲル係数などだとする。他にマスコミ論なども大いに賛成できるものでした。
    逗子市立図書館

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