世界は素数でできている (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 63
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821399

作品紹介・あらすじ

本書では、素数についての話を繰り広げる。素数とは、1と自分自身以外では割り切れない2以上の整数のこと。こんなに簡単な素数が、古代から人々を魅惑しているのだ。
2、3、5、7、11……と神出鬼没に表れる素数。不規則に表れるように見えて、妙な規則性があったりする。素数を表す数式はいまだ見つかっていない。バラバラに見える素数だが、実は秘めた威力を持ち、私たちの身近にもあったりする。たとえば、パスワードを安全にするRSA暗号は素数を用いている。
第1部は、「素数入門編」。素数とは何か、どうして注目されるのか、数学者たちは何を見つけてきたのか、そんなことを解説していく。
第2部では、より深い素数の森を散策する。理系の読者には、「なるほど、そういうわけなのか!」とうなってもらえるはずだ。そして、文系の読者には、「へえ! 素数ってそんなに芳醇な世界観を持っているのか」と驚いてもらえるだろう。
本書は、素数のすべてを総合的に解説し、めくるめく素数の世界を探索できる一冊といえるのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 経済学博士で数学に精通する著者が素数の素晴らしさについて書いた一冊。

    割り切れない素数について現在でも解明されていないことが多くあることや桁が増えるにつれて減少傾向にあることなど存在しか知らなかったので素数について基本的なことを知ることができました。
    また、パスワードのセキュリティに素数が応用されていることや昨今話題のビットコインによる応用されている技術であることは勉強になりました。

    数学に関しては疎いので、本書のほとんどが数学者の素数の研究や理論なので日常生活における素数の身近さを感じることは出来ませんでした。
    その道に精通している人が読めばかなり有用な一冊であると感じました。

  • こんな本が高校の数学の副読本であると大変ありがたい。

    筆者の数学への思いが伝わってくるが、それであっても数学者への道は途中で挫折したという。数学は真の天才のみに許される世界なのだろう。

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著者プロフィール

1958年、東京生まれ。東京大学理学部数学科を卒業し、同大大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。現在、帝京大学経済学部教授。経済学者として研究・執筆活動を行うかたわら数学エッセイストとして活躍。2006年に刊行された『完全独習 統計学入門』(ダイヤモンド社)は20刷を超えるロングセラー。ほかに『世界を読みとく数学入門』『無限を読みとく数学入門』(角川ソフィア文庫)、『世界2乗でできている 自然にひそむ平方数の不思議』(講談社ブルーバックス)など著書多数。

「2017年 『世界は素数でできている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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