食は「県民性」では語れない (角川新書)

著者 : 野瀬泰申
  • KADOKAWA (2017年8月10日発売)
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  • 本棚登録 :22
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821429

作品紹介

「お好み焼き発祥の地は大阪でも広島でもない」「鶏を使わない焼き鳥?」「九州でうどんにかけるのは胡椒?」など、食に隠された意外でおもしろい歴史をひもときながら、世界に類を見ない複雑で多様性に富んだ日本の食文化を紹介。
 「マグロを最も買っている市は?」「ソースを最も好んで使う市は?」など、最新の家計調査から見る、リアルな今の日本の食事情もレポート。あなたの常識をくつがえす、ニッポン食文化地図!

【もくじ】
はじめに ~食文化は、「ケンミン」単位では語れない!
第一章 「藩」がつくった食文化
第二章 豚に追われた牛、王国守った鶏
第三章 歴史が語る食の「産業遺産」
第四章 「関西=うどん 関東=蕎麦」と思っていないか?
第五章 海の幸が教えてくれる食物地図
第六章 家計調査からみるケンミン食
第七章 地域によって変わる呼称
第八章 食の多様性の代表格「雑煮」を検証する

食は「県民性」では語れない (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • 「地域限定、その都道府県限定」の食はテレビを始めとするマスコミにも最近多く取り上げられる。
    しかし著者の細かな調査と分析で県民性として語られる簡単なものではないことがよくわかる。歴史、気候、地質、土地柄、多種多様な影響を受け、食文化というものができあがっていることが理解出来る。
    戦後70年以上がたち、経済的な格差が少なくなり、交通流通も整備され、日本中どこへでもいける、また情報網の発達でどのような小さな出来事も即、日本中世界中に拡散されていく世の中になっても、なかなか食文化は画一化されないところが面白い。
    日本人の食に関する文化度の高さを痛感する。海外の食を取り入れながら、なお日本人としての個性を残していると感じる。
    しかし100年ほど前に比べれば、人の交流は格段の差で多く、広くなっている。これから先日本の食文化の多様性はどこまで続いていけるだろうか?

  • 深く掘り下げたら
    この部分だけで 一冊になるよね
    という話題も多くて
    さら~~っと上澄みを知る
    ということになってしまいますが
    大阪人の私は
    「お好み焼きの発祥の地は大阪じゃない」
    に 非常に納得です

  • <目次>
    はじめに~食文化は、「ケンミン」単位では語れない!
    第1章  「藩」がつくった食文化
    第2章  豚に追われた牛、王国守った鶏
    第3章  歴史が語る食の「産業遺産」
    第4章  「関西=うどん 関東=蕎麦」と思っていないか?
    第5章  海の幸が教えてくれる食物地図
    第6章  家計調査から見るケンミン食
    第7章  地域によって変わる呼称
    第8章  食の多様性の代表格「雑煮」を検証する

    <内容>
    食について、日経の新聞記者が分析したもの。この著者の本は以前も『納豆に砂糖を入れますか?』を読んだが、あまり変わりはない。タイトルに「県民性」では語れない、と言っておきながら、家計調査や雑煮の分析は県単位の話が多いし…。読む側はその方がわかりやすいのだが、どうなのかな?まあ、文献にあたっているし(小説なんかも駆使するのには驚いたが)、それなりに妥当性はあるし、こういう蘊蓄を飯食いながら語ると面白いんだよね。お好み焼きの話とか…

  • この人の本はこのまとまりのなさを楽しめるかどうか、こちらの精神状態で評価が変わってしまう。今回はプラスに効いている。雑煮論争は永遠の課題なのね。旧藩の3世紀はやはり長いのだなあ。旧藩時代の遺産が戦後里帰りした高遠のそばの大根おろしはへえが一山。おそらく、30年後には平成の特産品つくりの影響というのがこの項に入るのでは。

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