- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040821511
作品紹介・あらすじ
明治維新期の人口約3000万人から2006年のピーク時に1億2800万人へ(約4倍)。
そして今度は次の100年で人口約4000万人(約3分の1)へと、物凄い上り坂と下り坂を経験している日本人。
人口1億人以上の大国でこんな上りと下りを経験するのは、人類史上現代に生きる日本人だけなのだそうです。
つまりこの人口減少が続く「下山の時代」の生き方には、まだ正解がない。ロールモデルがない。そういう時代を私たちは暗中模索で生きています。
本書は、そういう時代を「見える化」し、各地でこの時代に相応しい生き方働き方考え方をしている人たちを詳細に取材しています。
例;「長野県小布施~地域DNAをビジネス化する」「課題あるところにビジネスが生れる~平田オリザ」「移住という選択~新潟市岩室温泉」
「複業、継業、みみずの視点の町おこし、福岡県津屋崎」「懐かしい未来探し~小豆島」「積極的下層市民~千葉匝瑳市」「小さな明治維新~島根県海士町」
時代の変化とともに独自のスタイルで歩み始めた人々の、暮らし、仕事、想い。次の時代の生き方がここにはあります。
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架:601.1A/Ko97s//K
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20170801 下り坂の時代の生き方。里山ビジネスというタイトルからは想定してなかった内容だったが結果的にはうなづけた。小農の世の中と通じる所もあり、定年後の人はお呼びで無いと言われると寂しい。これからの生き方として世の中に協力できる事は何か?考える上で参考になった。
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良書。里山資本主義を読んだ時にも思ったが、若者がダウンシフトすることで、かつての日本の良さを取り戻しつつ更に良いものに脱皮出来るように思う。田舎住まいの自分としては、都会から田舎に移住する人達の考え方がわかる気がするが、一方でうまく活用出来ていない反省もあり。都会の暮らしに息詰まった人達に読んで欲しい一冊。