AV女優、のち (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821771

作品紹介・あらすじ

<<時代を駆け抜けた7人のAV女優たち。彼女たちは当時なにを考え、現在どのように振り返るのか。そして、これからどこに向かおうとしているのか。元有名女優7人のライフヒストリー>>


 本書に登場した7人の「元」AV女優たちが、「あの時期を後悔しない」と言った言葉を信じたいという気持ちもある。

 常に新しい表現を求めて切磋琢磨していた制作者たち、そこに単なる性欲の処理以上の「なにか」を求めていたユーザー、そして、女性として最も美しい時期のきらめきを余すところなく我々の前に見せてくれた女優たち。

 そのすべてを「恥ずかしいもの」「残しておいてはいけないもの」として片付けてしまうのは、あまりにも残念な話である。

 だからこそ、「あの10年」に活躍したAV女優たちに会ってみたかった。今、あの頃を振り返って、どう思っているのか聞いてみたかった。

(「おわりに」より)

感想・レビュー・書評

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  •  引退した女優たちにデビューから引退までを聞き、AV女優をやっていて良かったと思うか、という問いを投げかける。
    その中で見えてくるのは「社会的なものを犠牲にしつつ、その世界にいる」(p.147)人々。長いことAV業界にいたために社会的な常識が分からなかった子もいる。「おわりに」にあるように、女優をやっていたことを後悔している人々、そもそも取材を受けなかった人たちも多い(だから話者たちには、いわば成功者体験でもって取材に応じたというバイアスがかかってはいるだろう)。

     この本のインタビューで麻美ゆまさんの引退後を知り、ガンの啓蒙活動に関わっていることがわかって、安堵する。業界の陰陽を窺い知ることのできる一冊だった。そして、とても多くの人生があることを改めて知る。

  • 自分は経験していない人生を知ることで、自分の可能性や選択肢が増える気がする。好奇心以上に得るものがあった。

  • すでに引退した人気AV女優だった方たちのインタビュー集。
    何故、この仕事を選んだのか。また、その当時堂だったのか?引退した後の話なとが、インタビューであきらかになっている。

    世間的には、闘病してた麻美ゆまのインタビューとキス我慢でおなじみのみひろのインタビューは読み応えはあると思う。個人てきには笠木忍のインタビューを読みたかった。

    また、著者である安田理央さんの膨大なアーカイブによる、過去の媒体でその当時語っていた言葉を引用されており、一人一人のインタビューがより立体的に厚みがあるので、読み応えありです。

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