新聞記者 (角川新書)

著者 : 望月衣塑子
  • KADOKAWA (2017年10月12日発売)
4.06
  • (12)
  • (14)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
  • 本棚登録 :109
  • レビュー :19
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040821917

作品紹介

第1章  記者への憧れ

演劇に夢中になったころ
小劇場へ、母と
人生を方向付ける一冊の本との出会い
記者の仕事をしていた父からの言葉
吉田ルイ子さんのあとを追って
TOEFLの得点に愕然
留学先での大けが
大学のゼミで感じた核抑止論ありきのマッチョさ
入社試験は筆記が軒並み不合格……
新人研修で新聞を配達
記者になり、いきなり後悔
ヒールにスカートの新聞記者
県警幹部との早朝マラソン
「今すぐ車から降りろ!」

第2章  ほとばしる思いをぶつけて

鬼気迫る形相で警察に挑む先輩記者
情熱をもって本気で考えるかどうか
贈収賄事件で警察からの探り
県版からはみ出せ!
読売新聞からの誘い
極秘に手に入れた不正献金リスト
他紙との抜きつ抜かれつ
くやしさで検察庁幹部に怒りの電話
抜かれたら抜き返せ
特捜部からの出頭命令、2日間の取り調べ
「東京新聞は書きすぎた」
内勤部署への異動
整理部が教えてくれたもう一つの新聞
転職に初めて意見を言った父
武器輸出に焦点を定める
相次ぐ門前払いのなかで

第3章  傍観者でいいのか?

編集局長への直訴
菅野完さんが持っていた受領証
母に何かが起きている
「ありがとう、ありがとう」
新聞記者になったのは
朝日新聞「政府のご意向」スクープ
眞子さま報道の裏側で
尊敬している読売新聞が……
「貧困調査」には納得できない
事実と推測を分ける真摯さ
和泉補佐官との浅からぬ縁
教育基本法の改正と安倍晋三記念小学校
自分が出るしかない
「東京新聞、望月です」

第4章  自分にできることはなにか

抑えきれない思い
男性特有の理解?
社内での協力者と共に
見えない権力との対峙
興奮して迎えた会見当日
「質問は手短にお願いします」 
「きちんとした回答をいただけていると思わないので」
記者たちからのクレーム
想像を超えた広がり
声援を受けて募ったやるせなさ

第5章  スクープ主義を超えて

突然の激痛
あの手この手、官邸の対応
記者クラブ制度の限界?
不審な警告と身元照会
産経新聞からの取材
もっとも印象深い事件
冤罪事件に國井検事が登場
日歯連事件からの因縁
隠したいことを暴いたその先で
スクープ主義からの脱却
心強い2人の記者
目を合わせない記者たち
輪を広げるために

新聞記者 (角川新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  ここに書いてあるのは、記者という職業として、至極まっとうなスタンスと行動だ。著者が見ていて、???と感じる周囲の記者の腰の引けかたは、いったいなんだろう。そういう報道陣は、どっちを向いて仕事をしているのだろう。
     書店には、この本を買いに行ったわけではなく、ふと手に取って買った本だけれど、とてもいい本でした。
     東京に出張したら、面白そうな新聞を買うことにしよう。

  • あまり共感出来なかった。
    新聞記者としての誇りと、情熱は伝わって来る。
    ただ、それだけ
    おめでたい話題よりも、不祥事事件が好きだと言ってのける、本人の言う正義感と矛盾しているではないかと、思った

  • おかしいことはおかしい、と声をあげる人こそ希望だ。
    日本では、おかしい、と言った瞬間に、多数を批判した瞬間に白い目で見られるのが、本当に怖い。

  • 本を読むまで知らなかった。
    けど、情熱を持って挑み続けている姿は本当にかっこいいと思った。
    新聞離れというけれど、こうやって闘って得た情報が発信されているなら、ネットニュースとは意義が大きく変わるのではないだろうか?

    周りに変えられないために。私はどこに向けて進みたい?

  • 菅官房長官への質問で有名になった著者。
    散漫な印象はあるが、間違いもあり試練もあるなかで培ってきた信念や矜持が感じられた。
    何かがおかしいと思いながら行動できない自分。
    難しいことや右とか左とか分からないけれど、何がおかしいと感じているのか?考えるためにも、色々な視点での意見を読めることは大切。自分はよくわからないのでなんども聞いてくれるのは有難いこと。知る事ができる情報が制限されているのは問題。
    ご自身の生活もある中で立ち向かい続けること、聞き続けること、続けることは大変な事と思うが頑張って欲しい。

  • よく言えば猪突猛進。悪く言えば暴走気味。
    望月さんの仕事に対する情熱は伝わるのですが、好きか嫌いのどちらだと聞かれれば、決して好きとは言えない。ただ、とても興味をそそられます。
    タクシーの使い放題や、取材先を怒鳴る。
    汚職問題が好きだと言い切ってしまうところや、定例記者会見では、最初から「嘘をつかれる」と決めつけて、質問をぶつけるころも疑問を抱かずにはいられない。
    真っ直ぐすぎるのか、質問のぶつけ方が下手な人だなと思う。
    フリーランス記者の安積さんを見習えとは言わないが、もう少し賢いやりかたがあるだろうに・・・

  • 請求記号:070.16/Moc
    資料ID:50089198
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 東京新聞の望月衣塑子。情けない日本のメディアが多い中で数少ない真っ当な新聞記者。演劇に夢中だった彼女に一冊の本が人生を方向付けた。それは「南ア・アパルトヘイト共和国」。森友・加計問題で彼女の味方になったのはジャパンタイムズの吉田玲滋記者と朝日新聞の南彰記者くらい。他のアベ友記者は情けない限り。

  • 最近、反アベ派の層を中心にちょっと話題のこの人が、どういう思いで記者をしているのかに興味があって読んでみた。
    すごい人だと思いました。支局時代にも大きな仕事をしている。たいそうなタイトルですが、それにふさわしい記者かもしれない。東京新聞を購読したくなりました。
    今後も応援していこうと思います。

  • 国会で答弁を繰り返す官僚もそうだし、記者クラブでだまっている記者たちも、なんだか今の学校教育の賜物のようなきがしてならない・・・指示がなければ動かない。言われたことだけをやっていればいい。自分で考えない。

    なんか気持ち悪い。

    なんて感想をもってしまった。

    著者には兎にも角にも頑張ってもらいたい。

全19件中 1 - 10件を表示

新聞記者 (角川新書)のその他の作品

新聞記者 (角川新書) Kindle版 新聞記者 (角川新書) 望月衣塑子

望月衣塑子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
又吉 直樹
村田 沙耶香
塩田 武士
三浦 しをん
トマ・ピケティ
恩田 陸
宮下 奈都
伊藤 詩織
高野 和明
有効な右矢印 無効な右矢印

新聞記者 (角川新書)はこんな本です

新聞記者 (角川新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする