- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040821917
感想・レビュー・書評
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望月氏の情熱が詰まった一冊。事件記者時代から官房長官への質問まで、一貫して取材に対する熱量はハンパない。断片的に知っていた彼女の「熱源」がどこにあるか、少し分かったような気がする。
映画の方も悪くはなかったが、脚色のないこちらの「原案」の方がよりリアルでいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても面白かった。何度も心震え、涙が出た。特に詩織さんの話が……。フェミニズムに関心がある者として、許せないと感じた。信じたくはないが、日本は今あまり良くない状況にあると思う。いつの世も言われることかもしれないけど、望月さんのタフで強い気持ち、権力が隠すものを暴くという精神を、記者でない国民たちも持たなくてはいけないと思った。
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ここに書いてあるのは、記者という職業として、至極まっとうなスタンスと行動だ。著者が見ていて、???と感じる周囲の記者の腰の引けかたは、いったいなんだろう。そういう報道陣は、どっちを向いて仕事をしているのだろう。
書店には、この本を買いに行ったわけではなく、ふと手に取って買った本だけれど、とてもいい本でした。
東京に出張したら、面白そうな新聞を買うことにしよう。 -
新聞記者。望月 衣塑子先生の著書。空気を読まないのと空気を読めないのは違う。誰もが羨む一流大学の慶應義塾大学をご卒業されて誰もが羨む一流企業の中日新聞社に入社された望月 衣塑子先生はエリート。望月 衣塑子先生が空気を読めないはずがない。望月 衣塑子先生は空気を読めるのに空気を読まない。きっとそれが望月 衣塑子先生のジャーナリストや新聞記者としての矜持なのかも。望月 衣塑子先生のような矜持のあるジャーナリストや新聞記者が増えればきっとこの国も良くなるはず。
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舌鋒鋭い質問で有名な東京新聞の望月記者。
氏がなぜ新聞記者になったか、そしてなぜ取材に賭ける生き様をしているかが分かる、氏の手による本だ。
とりわけ印象に残るのが他紙への移籍に悩む姿、そして中日新聞東京本社という組織の懐の深さを描いている箇所だ。
どんな組織であっても、組織で働く以上、組織に所属する人たちとの相互の交わりがかなり大きな部分を占めていることは確かだ。そして、その交わりが円滑な組織ほど「様々な意味で」良い組織であることは確かだ。
そんな思いを感じた良書だったね。 -
2020.03―読了
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報道とはこういうものだ!というのを貫いてますよね。
すべてを報じることは無理だと思うが真実を知らせてほしい。望月さんがおかしい?みたいな感じだけど、望月さんが当たり前なんだよね?報道人は!そう思いますが。 -
とにかく面白かった!
映画はオブラートに包んで何の事かよくわからなかったけど 本の方が何倍も面白い!
望月さん 頑張って欲しい!
読み終わったら「菅さ~ん」と思ってまう