愛の論理学 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822129

作品紹介・あらすじ

身近で誰でも知っている概念――「愛」。しかし、実際にその意味を明らかにしようとすると様々な学問分野からアプローチをしても難しい。バーに訪れる常連客達の会話に聞き耳を立てる形で構成、楽しんで読める1冊。


第一夜 「隣人愛」と「遺伝子」〈宗教学的アプローチ〉

第二夜 「服従愛」と「名誉殺人」〈文化人類学アプローチ〉

第三夜 「動物愛」と「子猫殺し」〈芸術学的アプローチ〉 

第四夜 「異性愛」と「化学物質」〈心理学的アプローチ〉

第五夜 「同性愛」と「同性婚」〈社会学的アプローチ〉

第六夜 「平等愛」と「新生児救命」〈医学的アプローチ〉

第七夜 「人類愛」と「宇宙」〈哲学的アプローチ〉

感想・レビュー・書評

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  • 第1夜 「隣人愛」と「遺伝子」―宗教学的アプローチ
    汝の隣人を愛せよ
    遺伝的由来
    第2夜 「服従愛」と「名誉殺人」―文化人類学的アプローチ
    トロントの殺人事件
    生きながら火で焼かれて
    ヨルダンの女性
    内政不干渉と人道的鑑賞
    第3夜 「動物愛」と「子猫殺し」―芸術学的アプローチ
    ゴッホとゴーギャン
    ノア・ノア
    子猫殺し
    タヒチに戻ったゴーギャン
    芸術につけるオリジナリティ
    第4夜 「異性愛」と「化学物質」―心理学的アプローチ
    ハイター・バランス理論
    条件反射
    美意識と文化性
    恋愛の6種
    ヘンドリックの恋愛尺度
    愛と化学物質
    第5夜 「同性愛」と「同性婚」―社会学的アプローチ
    第6夜 「平等愛」と「新生児救命」―医学的アプローチ
    アファーマティブアクション
    新生児QOL
    第7夜 「人類愛」と「宇宙」―哲学的アプローチ
    国境なき医師団
    ドレイクの方程式
    強い・弱い人間原理

  • 今回も『哲学ディベート』と同様の議論形式で「愛とは何か?」を倫理学的に考える本。隣人愛、平等愛、動物愛、同性愛など、色んな捉え方ができる。

    例のごとく会話形式で気づく視点というものもたくさんあったが、入門書よりなのか、議論が少し物足りなかった。

  • 非常に興味深い
    会話型で読みやすい

  • 「目には目を」の議論があり,詳細を知りたくて本書を読みました.期待よりずっと深い内容でした.高橋昌一郎先生お得意の登場人物の会話形式で,読みやすいです.

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著者プロフィール

國學院大學教授。1959年生まれ。ミシガン大学大学院哲学研究科修了。専門は論理学、科学哲学。著書は『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『フォン・ノイマンの哲学』『ゲーデルの哲学』『20世紀論争史』『自己分析論』『反オカルト論』『愛の論理学』『東大生の論理』『小林秀雄の哲学』『哲学ディベート』『ノイマン・ゲーデル・チューリング』『科学哲学のすすめ』など、多数。

「2022年 『実践・哲学ディベート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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