「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 465
感想 : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822273

作品紹介・あらすじ

AI時代の新しい働き方を実現するためにもっとも重要なスキルが、「超」独学法である。経済学、英語、ファイナンス理論、仮想通貨、人工知能など、どんなジャンルも独学できた最先端かつ最強の勉強メソッドを初公開。


独学は、無限の可能性を持っている。そのことをできるだけ多くの方に知っていただくために、本書は書かれた。
新しい勉強の時代が到来している。勉強の必要性が高まるとともに、独学で勉強することが容易になった。
ウェブや検索を利用することによって、20年前には想像もつかなかったほど効率的に独学を進めることができる。
このチャンスをうまく活かすことができるかどうかで、その人の将来は大きく違うものになるだろう。

「勉強が必要だとは感じているが、どのように進めたらよいか分からない」と考えている人が多い。
そうした方々は、本書によって、独学がいかに効率的な勉強法であり、しかも、楽しいものであるかを知っていただきたい。そして、独学の素晴らしさを実感していただきたい。
それらの方々に対して、本書が新しい可能性を拓くガイドになることを望みたい。日本の未来は、そうした人たちの努力によって拓かれていくだろう。
―本文「はじめに」より抜粋

【本書の目次】
第1章 独学の第一歩を踏み出そう
第2章 独学者たちの物語
第3章 私も独学で勉強した
第4章 独学は新しい働き方を可能にする
第5章 なぜ学校でなく独学のほうがよいのか? 
第6章 独学を継続させるには 
第7章 学ぶべきことをどのように探し出すか? 
第8章 英語は独学でしかマスターできない 
第9章 検索は独学の重要な道具
第10章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる

感想・レビュー・書評

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  • 『「超」整理法』で有名な、野口悠紀雄氏による、独学法の本。
    「独学に才能はいらない」。

    「勉強が重要であることは分かるのだが、独学のやり方が分からない」という人のために書かれた本です。
    なぜ独学の方がよいのか。

    まずは、野口氏の全くの独学による公務員試験の突破法にはじまり(氏は2位で合格)、特に詳しく述べられているのは、外国語の独学による修得法。
    私は外国語が学生時代、大変苦手な方でしたが、「ああ、野口氏の方法を読んでいれば、もっと外国語にも意欲を持てただろうなあ」と思いました。

    もうひとつ詳しく述べられているのが「検索」による、勉強の仕方。若い方は「検索」なんてごく当たり前に使いこなされているかと思いますが、私はそういうのに疎い方なので、かなり役に立ちました。

    最後はAI時代の学びなどにも触れられています。
    これから何か独学しようと思われている方、講習などを受けにいこうか迷っていらっしゃる方には一読をお勧めします。
    本1冊読むだけで、講習代がまるまるうくかもしれないですね。

  • 学ぶ目的をはっきりさせると、学ぶべき内容(カリキュラム)に差が出てくる。
    独学は効率良く学ぶには最適なので、必要な知識を選択して行きたいと思いました。
    気乗りしない時でも、まず全体像を掴むために1周してみると一つ一つの見通しが良くなるから先ずは学ぶ時間を習慣づけること。
    受け身でいないこと。

  • 著者は、独学には無限の可能性があることを多くの人に知ってもらいたいため本書を書いたという。

    本書では、まず、独学で何かやってみよう!と、一歩踏み出すことを提唱している。
    歴史上の偉人達を例にとり、不遇な環境の中で独学し成功を修めた偉人達の独学法を紹介したり、また、著者の経験(著者は自身のことを「独学の専門家」と表現している)に基づくエピソードを交えながら独学の効用を示し、同時に心理的なハードルを下げている。

    さらに、独学で勉強することで、実力を獲得できフリーランスや兼業・副業など、新しい働き方を手に入れることができると主張している。その背景には急速な技術進歩によって世の中が大きく変化し、知識の陳腐化や資本の重要性の低下(持たざる経営)が進むことで逆に新しいチャンスが生まれ、フリーランスとして働く機会が増えるためだ。現にアメリカでは労働人口約1.6億人のうち約4割弱がフリーランサーであり、10年後にはそれが過半を占めると予測されている。

    このように独学によって大いなる可能性が開けるが、一方で勉強をするという点においては、学校に通うのではだめなのか、また、どのように独学を継続させればよいのか、そして独学する対象をどのように探せばよいのか、さらには探し方はどうするのかなど、独学を進めていく上で生じる疑問点に対し、通学やカリキュラムの効用などの観点などから、英語の独学を例に論じている。

    AIの発達によって人間の仕事の代替が一定程度進んでいく。ただし、すべてが代替されるわけではなく、勉強の必要性がなくなることはない。知識は外部メモリにあればよいという意見は確かにある。しかしながら、勉強により知識を得るからこそ、新たな疑問を抱き、探求へとさらに勉強をする。知識が乏しい人は、疑問を抱くこともなく、したがって探求をすることもなく、いつになっても昔からの状態に留まる。ビックデータをもとにAIがレコメンデーションやパーソナルアシスタントができても、「何を知るべきかという方向性を決めること」はできない。これこそが、AI時代を生き抜くための独学の意義であり、最も重要な課題である。

  • 超整理法でおなじみの著者による、独学のすすめを書いた本。
    まずは最初に行動をしてみようと、勇気づけてくれる。そして、独学の先人たちは、どんな面々なのかが紹介される。ご自身の独学の経験も語り、独学のメリットを整理している。
    学ぶのに必ずしも学校に通う必要はない。学び続けることができれば、独学ほど理にかなった学び方は他にない。なので、継続のためのメソッドが重要とある。第6章に継続させる秘訣が書かれている。ここで、腹落ちできたら独学に取り組む準備はできた。
    何を学び、どれくらいの時間を確保できるかの見通しがついたら、さぁ始めよう。

  • よし!勉強しよう!って思える本でした。
    やる気があれば、調べものはネットですぐに出来るので、独学する人には非常にいい時代になりました!
    とにかく始めてみましょうー!!
    著者の野口先生は、、とっても頭か良くて魅力的ですねー。
    いい本なのでぜひぜひ読んでみてください。

  • 継続は力なり
    1 はっきりした目的を持つ
    2 強いインセンティブを持つ
    3 勉強の楽しさを活用する
    4 時間を確保する
    ロースクールに行ってたときは目的とインセンティブがなかったかなとσ^_^;
    「勉強して自分の社会的地位を向上させたい」という強烈なインセンティブがなかったです。
    やっぱり勉強するためには目的とインセンティブが必要やなあと思います。

  • 「超」勉強法の野口さんの独学術。かつての勉強法が現在流にUpdateされているのがさすがと言わざる得ない。学びの継続のために①目的②インセンティブ③勉強の楽しさ④時間を確保の4点をあげる。アメリカのフリーランスの割合増加、日本も同様の推移をするだろうと考えには賛同。会社にしがみつくのではなく、如何にして自身の市場価値を高められるか。そのためにも勉強。また終章の「AIが発展すればするほど更に勉強の重要性が増す」という記述に自身の学ぶ意欲が刺激されずにはいられない。1h1min.

  • 前半1/3は20世紀初頭までに独学で事を成した偉人の紹介。書名が示す「AI時代の新しい働き方へ」の具体例は少なかったが、学歴偏重社会から実力重視社会へ、ICTの発達によって変わっていくのではないかと思わせるものはあった。仕事をする中で学ぶOJTは、本書で紹介されている「逆向き勉強法」なのだと理解できる。知識をプルする姿勢を、これからも持っていきたい。

  • これかは自分の為に自分用の勉強をすることが必要。時間は限られているので如何に効率的に勉強しようとすると独学が一番と言うお話し。

  • ベストセラー「超」シリーズの勉強編。
    AI時代の新たな学び方として、「独学」が社会人の効果的な学び方として主張しています。
    これまでの「超」シリーズは、どちらかというと、ちょっとしたテクニックを紹介していた印象でしたが、今回は、学校やスクールなどの勉強と比較して、独学の優位な点、独学を進めるための意識づけという部分に力点が置かれたので、少し残念な気がしました。
    一方で、著者が考える、これからの勉強に対する考え方、学ぶことの必要性など、改めて考える機会となりました。


    ▼独学が学校の勉強と違う最大の点は、「問題は何か」を自分で捉えることだ。大学の勉強では、専攻を決めるときには考えるが、あとは大学がカリキュラムを与えてくれる。つまり、問題は与えられている。
     しかし、独学ではどの方向に進むか、何を勉強すればよいのかを、自分で決める。指示待ち人間ではだめだ。
     何を勉強すべきかは、目的によって異なる。
    ▼「何を知るべきかという方向づけを明確にすること」。これこそが、独学における最も重要な課題である。
    ▼AI時代において重要なのは、「私が知りたいことは一体何なのだろうか?」、あるいは、「私がすべきことは一体何なんだろうか?」ということである。
     これこそ、知識の探求ということにおける、最も重要な課題である。そして、それは、その人がそれまで習得した知識と問題意識によって決定されることだ。
     「何を知るべきかという方向を決めること」、これこそが最も重要な課題だ。これはAIによっても解決できない問題だ。
    ▼知識の価値が低下したと思わない理由
    ①新しい情報に接したとき、それにどのような価値を認めるかは、それまで持っていた知識による。知識が多い人は、新しい情報から刺激を受けて、大きく発展する。新しいアイデアを発想するためには知識が不可欠だからだ。
    ②質問をする能力を知識が高める。何かを知りたいと思うのは、知識があるから。そして、質問を発することによって、探求が始まる。


    <目次>
    第1章 独学の第一歩を踏み出そう
    第2章 独学者たちの物語
    第3章 私も独学で勉強した
    第4章 独学は新しい働き方を可能にする
    第5章 なぜ学校でなく独学のほうがよいのか?
    第6章 独学を継続させるには
    第7章 学ぶべきことをどのように探し出すか?
    第8章 英語は独学でしかマスターできない
    第9章 検索は独学の重要な道具
    第10章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる

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著者プロフィール

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部卒業。1964年、大蔵省入省。1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専門は日本経済論。
著書に『情報の経済理論』(日経経済図書文化賞)、『1940年体制―さらば戦時経済』、『財政危機の構造』(サントリー学芸賞)(以上、東洋経済新報社)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、『仮想通貨革命』(ダイヤモンド社)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞出版社:大川出版賞)など。近著に『中国が世界を攪乱する』(東洋経済新報社)、『経験なき経済危機』(ダイヤモンド社)、『書くことについて』(角川新書)、『リープフロッグ逆転勝ちの経済学』(文春新書)、『「超」英語独学法』(NHK出版)などがある。

「2021年 『入門 米中経済戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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