ベニヤ舟の特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦 (角川新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040822389

作品紹介・あらすじ

秘密部隊の青年たちは、
国家から二度死を宣告された。
封印を破り、レ兵士たちは語った!!

マルレという秘密兵器があった。それは戦闘機でも潜水艇でもなく、ベニヤ板製の水上特攻艇。
マルレの特攻隊は秘密部隊ゆえに人知れず消えていった。
しかし、この特攻隊にはより大きな秘史がある! 
それは彼らが8月6日の原爆投下直後の広島に入り、真っ先に救援活動を行っていたこと。
結果、多くの隊員が被曝したこと、そして被爆者として戦後に苦しんでいたこと、である。

被爆地に真っ先に駆けつけて被爆者を助けた秘密部隊の特攻兵たちは、
復員後に自らの身体に発症した原爆症と戦い、被曝という事実を認定しようとしない国と戦い、
周囲の被爆者差別と戦った。
特攻と原爆によって、二度も死を国に告げられた彼らは、「戦後」を戦い続けたのだ。
秘密部隊ゆえにマルレは戦果を秘され、彼らの部隊が原爆投下直後の広島を救援に奔走した行為は忘れられ、
その隊員たちが被爆者として戦い続けた歴史は消えようとしている。

「彼らの証言は、語らずに逝った戦友たちへ捧げる鎮魂であり、いかに戦争が悲惨で愚かで空しいかを訴える警鐘であり、戦争のない平和な世界を祈念する遺言である」

もう、この国で人命を消耗品にしてはならない。
■「俺は戦争に行きたくない! 軍隊に入隊したくない!」
■「一艇を以て一鑑を屠る、それが諸君の任務である」
■「みんな今年いっぱいの命だと覚悟して精進してくれ」
■「私たちには玉砕は許されませんでした」
■「俺が原爆症だと知れ渡ったら、子供たちが何されるかわからん」

※本書は2015年7月に弊社より刊行した単行本『原爆と戦った特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦』を
改題の上、加筆修正したものです。

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著者プロフィール

1966(昭和41)年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨークの日系誌記者を経て、ノンフィクション作家に。戦争、犯罪事件から芸能まで取材対象は幅広く、児童書の執筆も手がけている。『ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦』(講談社)は、厚生労働省社会保障審議会の推薦により「児童福祉文化財」に指定される。著書に『妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻』(角川文庫)、『消された一家』(新潮文庫)他多数。

「2018年 『ベニヤ舟の特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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