ぼくたちの離婚 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 39
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040823300

作品紹介・あらすじ

いま、日本は3組に1組が離婚する時代。今までになかった、離婚経験のある男性に「のみ」、その経緯や顛末を聞いたルポルタージュ。「人間の全部」が露になる、すべての離婚者に贈る「ぼくたちの物語」。

感想・レビュー・書評

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  • 「女子SPA!」の連載を書籍化。

    男性側から見た離婚について。

    うまく行く結婚もあれば、そうでないものもある。リスク管理の観点から、男性も女性も結婚前にこの手の本を読んでおくことを薦める。

    [目次]

    まえがきに代えて/離婚は「人間の全部」

    第1章 "家族"を背負えないぼくたち
    Case #01 三浦隆司 夫になれない
    Case #02 竹田康彦 人は壊れる
    Case #03 橋本亮太 家族が得意じゃない
    Case #04 田中元基 「かわいそう」だから結婚した
    Case #05 吉村健一 父の条件
    Case #06 花田啓司 ビルの気持ちがよくわかる

    第2章 妻が浮気に走った理由
    Case #07 木島慶 殿方たちのお気に召すまま
    Case #08 森岡賢太郎 完璧なあなた、勝ち組のわたし

    第3章 こわれた伴侶
    Case #09 河村仁×Case #10 渋井悟 頑張ってもしょうがない
    Case #11 北条耕平 おかしいのはどっちだ?

    第4章 業と因果と応報と
    Case #12 滝田浩次 欲しいものだけ欲しい
    Case #13 片山孝介 離婚してよかった

    あとがき

  • すべてのケースに人生を感じる。男側にしかインタビューしていないという形式は正直どうかと思ったが、実際に読んでみるとかなりうまく作用している。
    どうみてもクソな男のクソな話も本人の口から語らせると重みが出てくるし、サイコパス男の一方的な言い分もそのまま載っているのでかえって空恐ろしさが出ている。男からみたメンヘラ妻の章などは完全なホラーで、これもすばらしい。
    読んでいる自分も結婚生活を不幸にする言動をしていることがわかり、反省材料になったのも地味によかった。

  • 離婚経験者へ離婚へ至った顛末をルポルタージュしたもの。類書に例を見ないのが、対象者が全員男性で、夫側の言い分しか載せていないことである。

    離婚といえば、一般的には女性側が被害者というステレオタイプな見方が支配的だと思うが、普通に考えてみれば、男性側が被害者である場合も多々あるはずである。男尊女卑な社会であるこの国では、男性が弱音を吐くことに社会的な抑止力がはたらくせいなのか、なかなかメディアに取り上げられること自体が少ない。

    本書には13例が取り上げられているが、衝撃的だったのはCase#08の、東大卒ITベンチャー企業のCEOの事例である。トライアスロン選手としても優秀な方なので、文武両道、まさにこの社会の頂点のような方である。そんな方が、心身共に疲弊し、探偵と弁護士を雇い、壮絶な離婚を経験したことは本当に驚いた。

    とても意義深い注目の新書だと思う。

  • 読了。面白かった。殺伐とした嫌な気分になるかなと思ったが、前向きで明るさが見えた。良かった話「よく世間で、「親の愛情は無条件」みたいなことが言われますけど、あんなのうそですよ。本当に無条件なのは、子が親に向ける愛情です。こんなにひどい父親なのに、この子はこんなに愛情を向けてくる。」

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著者プロフィール

1974年生まれ。キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。著書に『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)。「サイゾー」「SPA!」などで執筆。

「2019年 『ぼくたちの離婚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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