座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 302
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040823515

作品紹介・あらすじ

「僕は毎日、この古典に叱られています」(著者)――

中国は唐の2代皇帝・太宗による統治(貞観時代の政治)の要諦が凝縮された『貞観政要』。

クビライ、徳川家康、北条政子、明治天皇……と時代を超えて、世界最高のリーダー論として読み継がれている古典である。

本書では、稀代の読書家であり、『貞観政要』を座右の書にする著者が、その内容とポイントを、具体的に解説。

全組織人、必読の中国古典。

感想・レビュー・書評

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  • 繰返し読みたい本です。中国古典を読み慣れてない私でもビジネス視点で簡潔かつ分かりやすく説明されており、すっと頭に入ってきます。心に響く幾つかの言葉を日常に取り入れ、また日々を振り返るというように活用したいと思います。
    冒頭の時代背景は、直ぐに本編に入らず少しもどかしさを感じますが、先に読むことで本編の理解に役立ちました。また中国や世界の歴史書をもっと読もうと思いました。
    まずは、機嫌良く過ごす。そのための体調と心の管理。組織に尽くすために働く、部下を信頼を心に留めて過ごしたいと思います。
    たて軸:先人の話をきく、歴史を知る、本を読む
    よこ軸:自らの足で世界を歩き、見聞を広げる
    両軸を大切にしていきたいです。

  • リーダーに必須

  • <目次>
    はじめに
    序章世界最高のリーダー論はどうして生まれたのか
    第1章リーダーは器を大きくしようとせずに中身を捨てよ
    第2章部下の小言を聞き続けるという能力
    第3章いい決断ができる人は、頭の中に時間軸がある
    第4章思い付きの指示は部下に必ず見抜かれる
    第5章伝家の宝刀は抜かないほうが怖い
    第6章有終の美は自分にかかっている
    おわりに

    初版2019/12/10だが
    単行本で2017/1に発行したものだった。
    そのときすでに読んでいた。。。。

  • 貞観政要のエッセンスを筆者の体験も交えてわかりやすく解説。一番大きなポイントは、結局のところ完全でありえない人間であるリーダーにとって、太宗にとっての魏徴(諫議大夫)のように直言してくれる人を持つこと、そしてそれを受け入れて生かす器量を持つこと。そして、三つの鏡(銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡)から気付きを得ること(自らを顧み、歴史に学び、直言も含む人の行動から学ぶ)。原文を読んだことはないが、本書は読みやすく、筆者の経験が現代的な文脈での理解を助けてくれる。

  • 自分にとって耳の痛くなるようなことを言う人こそ側においておくべき。

  • 読書方法:フライヤー
    読後感:納得感


    歴史上の人物に学ぶリーダーシップの話。

    リーダーの資質として権限の感覚がある
    本当に大切なこと以外は部下に任せること

    自分に痛い意見をくれる部下を近くに置き続けること。

  • キャリアの指標とするため、読みました。本書の内容を一言でいうと「組織はリーダー次第で、その責任は重い」です。原文も読んでみたくなりました。

  • 2020-12

  • 唐の皇帝によって書かれた、為政者とはどうあるべきかを説いた貞観政要について解説されている。

    その時代の皇帝にはワンマンで進めていくイメージが強かったが、意外にも「自分を批判する者を珍重せよ」といったような内容があり、その他にも現代にも通ずる内容が多いと感じた。

  •  世界的名著でもあるD.カーネギー氏の「人を動かす」では、人はどんなに悪党でも「自分が正しい」と考えてしまうという前提から始まるが、本作の「貞観政要」でも同じ考えがベースにある。リーダーは自分の行いが正しいかどうか、常に『三鏡』(己を見る鏡、歴史を通してみる鏡、他人を見る鏡)をもって確認する必要があり、自分が誤った事をしていれば諫めてくれる部下を大事にする事がどの時代にも大切である事を教えてくれる。
     特に考えさせられたのは、太宗が初心を忘れかけて道を外しかけた時に臣下の魏徴が命懸けで出した上表文(君主に送る文書)10項である。ここまで上司に厳しい直言をする部下はいるのだろうか。そして、それを怒らずにしっかりと受け止めた太宗の器の大きさに感銘を受けずにはいられない。果たして、部下にここまで言われて自分はジッと堪えられるだろうか。
     器の大きいリーダーになるのためには人並み超えた忍耐力が必要みたいですね。

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著者プロフィール

立命館アジア太平洋大学(APU)学長学校法人立命館副総長・理事ライフネット生命保険株式会社創業者1948年、三重県美杉村(現・津市)生まれ。1972年、京都大学法学部卒業後、日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年、ライフネット生命保険に社名を変更。12年上場。10年間社長、会長を務める。2018年1月より現職。『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『全世界史(上、下)』(新潮文庫)、『人類5000年史(I~III)』ちくま新書)、『0から学ぶ「日本史」講義(古代篇/中世篇)』(文藝春秋)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)など著書多数。

「2020年 『ここにしかない大学 APU学長日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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