日本国憲法の二〇〇日 (角川新書)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040824963

作品紹介・あらすじ

戦争を永遠に放棄する――新憲法の理想に当時15歳の半藤少年は感動した。敗戦の日から憲法改正草案要綱で「主権在民・天皇象徴・戦争放棄」が決定するまでの激動の203日間。GHQと日本政府の交渉と並行して、同時期の作家の日記、街頭看板、小学生の手紙から声なき声を拾いあげる。歴史探偵と少年の視点を行き来しながら活写する、人間の顔が見える敗戦後史の傑作! 解説・梯久美子

【目次】
プロローグ 「三月十日」の章
一 昭和二十年八月(1) 「涙滂沱」の章
二 昭和二十年八月(2) 「国体護持」の章
三 昭和二十年八月(3) 「総懺悔」の章
四 昭和二十年九月(1) 「青い眼の大君」の章
五 昭和二十年九月(2) 「記念写真」の章
六 昭和二十年九月(3) 「憲法改正示唆」の章
七 昭和二十年十月(1) 「天皇制打破」の章
八 昭和二十年十月(2) 「天皇退位論」の章
九 昭和二十年十一月(1) 「近衛失格」の章
十 昭和二十年十一月(2) 「陸海軍消滅」の章
十一 昭和二十年十二月(1) 「真相はかうだ」の章
十二 昭和二十年十二月(2) 「神道指令」の章
十三 昭和二十一年一月(1) 「詔書とパージ」の章
十四 昭和二十一年一月(2) 「浮浪児とパンパン」の章
十五 昭和二十一年一月(3) 「戦争放棄」の章
十六 昭和二十一年二月(1) 「三原則」の章
十七 昭和二十一年二月(2) 「聖断ふたたび」の章
エピローグ 「大理想の章」
あとがき
解説 梯久美子 
主要参考文献 

感想・レビュー・書評

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  • 終戦という言葉が敗戦ではなかった意義。終戦の詔書は戦争を終わらせた重要な意味。

    そして終戦から憲法ができるまでの歴史は誰が見ても同じと語る著者。その言葉の意味は戦争を体験した人しかわからないかもしれません。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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