知らないと恥をかく世界の大問題16 トランプの“首領モンロー主義時代” (角川新書)

  • KADOKAWA (2025年6月10日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784040825458

作品紹介・あらすじ

アメリカの「第2期トランプ政権」が、古典的帝国主義の再来を決定づけた。予測不可能なトランプの行動に振り回される世界。アメリカ・ロシア・中国――強権国の縄張り争いはますます熾烈になる。ジャングルのルールがまかり通る「弱肉強食の時代」で混沌とする世界。日本はどう対応していけばいいのか? 世界、そして日本が抱える大問題を、歴史的な背景を交えながらわかりやすく解説していく池上彰の人気新書「知ら恥」シリーズ最新第16弾。大転換の時代に必読のニュース解説本の登場。

感想・レビュー・書評

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  • 毎年購入して世界と日本の情勢をアップデートするとともに、過去の歴史を学び直すようにしている。もともと難しくて興味もなかった世界情勢は、池上彰さんのおかげでめちゃめちゃに興味が湧くようになり、本シリーズは欠かさずに読むようになった。
    トランプ大統領、ロシア、中国、EU、そして中東。混迷を極める世界がこれから先何を選択するかで、人類の次なるステージが変わる。怖いような、でも激動を生きている高揚感もあるような…。何にしても戦争はどうにか無くなってほしい。

  • 池上彰著『知らないと恥をかく世界の大問題16 トランプの〝首領モンロー主義時代〟 (角川新書)』(KADOKAWA)
    2025.6発行

    2025.6.15読了
     今作はやはり2025年1月20日にアメリカ合衆国第47代大統領に就任したドナルド・トランプ氏が大きな目玉になっている。相互関税、イーロン・マクス氏の起用、デンマーク購入発言などについて触れられている。
     また、移民問題が深刻化して極右政党が次々と誕生しているEU諸国の現状についても紙幅を割いて解説している。
     中東については、イスラエルとハマスの戦闘のほか、シリアのアサド政権崩壊、イランの動向について触れられている。
     そのほか韓国の尹大統領が出した戒厳令、日本の「令和の米騒動」などについて解説されていた。
     ウクライナ情勢については膠着状態なこともあり、ほとんど触れられていなかった。

    プロローグ 弱肉強食のジャングルに戻る世界
    第1章 福音派とテクノ・リバタリアンので〝ハイブリッド国家〟へ
    第2章 EUの試練
    第3章 変わる中東のパワーバランス
    第4章 転機を迎えた中国
    第5章 核軍縮と逆行する世界
    第6章 内憂外患の日本
    エピローグ 「真理がわれらを自由にする」
    おわりに

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京科学大学特命教授を務め、現在5つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『お金で世界が見えてくる』、『日本の大課題 子どもの貧困』編者、『世界を動かした名演説』パトリック・ハーラン氏との共著(以上ちくま新書)、『なぜ僕らは働くのか――君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(監修、学研プラス)、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』(ダイヤモンド社)、『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(共著、SB新書)ほか、多数。

「2025年 『池上彰の経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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