- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000007
感想・レビュー・書評
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後半は誰の言葉を信じたらいいのか、みんなの行動や言動が怪しく思えてくる。
ミステリーのような犯人を推理する楽しさがあり、今回もまんまと騙された。
最後の緊迫感は館シリーズよりもドキドキした。
星5ではないのは、やっぱりホラーよりもミステリーが好きというだけで、この作品はとても面白かった。
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クラスに死者が紛れ込み「災厄」と呼ばれる死の連鎖が始まる学園ホラーミステリー。読み応え満点です。最後の最後クライマックスまで誰が死者なのか全然分からず、まさかこの人?となった後これまでの伏線が回収されていくとこ本当に凄い!のひと言。ただ死に方がグロい…ただただグロい…
どうしても、眼帯とショートカットの風貌から見崎鳴が綾波レイのイメージになってしまい、同時に榊原が碇シンジになるのが否めない。ヱヴァンゲリヲンの別話のような気持ちで読んでしまいました。 -
田舎に転校してきた中学生の少年が、学校の怪奇現象に巻き込まれていくホラーミステリー。不思議な存在感を持っている少女との出会い、奇妙な学校の噂話、連鎖する不幸の中で、少しずつ明かされていく恐ろしい過去と現実。
とにかくメイのキャラクターが強烈!
少年時代にこんな子が身近にいたら、一生忘れられないレベル。走馬灯にも出そう。
内容はさすがの綾辻作品で、ストーリーの組み立て、セリフ回し、登場人物の可憐さ、あっと驚く真実など、もう完璧です。すっかりお話に没頭してしまいました。
ラストは一級品で、儚く虚ろな少年時代の終わりを感じさせました。
囁きシリーズ以来、久しぶりに読んだ綾辻のホラー作品。素晴らしかったです。-
かなさん、こんちはです。
こちらこそフォローいただき、ありがとうございます!
かなさんの本棚は見ていて癒されますね~
そして良本を...かなさん、こんちはです。
こちらこそフォローいただき、ありがとうございます!
かなさんの本棚は見ていて癒されますね~
そして良本をたくさん読まれてますね。素晴らしい!
私はミステリーばっかりなので偏ってしまって恥ずかしいですが
もし選書のご参考になれば嬉しいです。
図書館で借りた本が優先になっちゃう問題は、誰しも避けられませんね。
めっちゃわかります~
我が家の本棚には、1軍の積読、2軍の積読コーナーがありますが、
すでにそれだけで30人ほどメンバーがそろってるし…うう
そして十角館の殺人はもはや伝説ですよね。
なにかの記念日とか、レビュー1000冊目とか、区切りのタイミングで
読み直し&レビューをされてはいかがですか~。ぜひぜひ楽しみにしています。
ツイッターを読書アカウントでやってるので、お時間があったらのぞいね。
https://twitter.com/autumn522aki
これからも、どうぞよろしくお願いします。2023/06/20 -
autumn522akiさん、おはようございます。
お返事ありがとうございます。
私の本棚も見てくださったんですねぇ…嬉しいです♪
...autumn522akiさん、おはようございます。
お返事ありがとうございます。
私の本棚も見てくださったんですねぇ…嬉しいです♪
autumn522akiさんとは、
結構同じ作品も読んでますよね!
これから読む作品を選ぶのにももちろん参考にさせて頂きます。
autumn522akiさんは積読をちゃんと整理してるんですね!
1軍、2軍は面白いですねぇ~
我が家の本棚はぐちゃぐちゃです(^-^;
「十角館の殺人」を含めた館シリーズを読みだしたら
すべて読んでこのブクログの本棚に並べるのがささやかな夢です。
区切りのいい時から始めるって、いいアドバイスを頂きました。
ありがとうございます!
ツィッターも少し覗いてみました。
好きな作品とおいしいもののコラボ写真はいいですねぇ…
autumn522akiさんが
ステキな読書時間を持たれていることが伝わってきます(^-^)
こちらこそ、よろしくお願いします。2023/06/21 -
かなさん、こんばんは
イイね!思い切り読書を楽しみましょう~
これからもよろしくです^^かなさん、こんばんは
イイね!思い切り読書を楽しみましょう~
これからもよろしくです^^2023/06/21
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ミステリーとホラーが融合した作品だが、ホラーが苦手な私にも恐怖に慄くことなく楽しく読み進めることができた。
見えない恐怖と理不尽な被害者増加による恐怖はありますが、どちらかというとミステリー要素の方が強め。伏線回収も秀逸で、それらがうまく融合された名作でした。なぜもっと早く読まなかったんだろう。 -
ホラーなのかミステリーなのか微妙な感じでしたが面白かったです。
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夜見北中学の不思議…その発端は26年前に起きたある生徒の事故死にあった。
「死」に近づいてしまった三年三組では、その後度々関係者が連続死することに…
「ない年」と思われていた今年も「それ」は始まってしまった…
自覚なき「死者」が紛れ込み、皆の記憶も記録も改竄され…そして、、、
いつの間にか増えた1人の代わりに「いないもの」の役割をあてられていたミサキに話しかけ、「おまじない」の効力をなくしてしまった榊原。
始まってしまった「それ」を止める方法がOBの残したカセットテープから明らかにされるが…
球体人形や眼帯、義眼など氏の偏愛嗜好は健在ですね。
「呪い」とは違い、悪意のない超常現象としての禍が描かれますが「そんなはずない、糸を引く人物がいるはず…」と勘繰ってしまうのは、それで納得したいからでしょうか。
説明のつかない現象ゆえの不気味さ。夜見=黄泉の世界に引きずり込まれるぞわりとした感覚。 -
読み終わった後、ホラー要素が強いにもかかわらず、何故か郷愁の風が心に吹いてきた。主人公が中学生というのも影響しているかと思うが、何かしら懐かしい何かが残った。
ミサキメイに関わる謎がひとつひとつ解明されるにつれてエンディングに向かう展開は様々な予想を覆していった。まだまだ深読みの出来ない未熟者である事が、読書として逆に嬉しい限りだ。 -
作品の世界にすぐに入ることができ、そこからノンストップで読み切った。
雰囲気や構成、展開はさすがといったところで、リーダビリティもとても高く、キャラクターも分かりやすい。
何が(what)、なぜ(why)起こっているのか?
そしてどうすれば止めることができるのか?(how)
果たして〈死者〉は誰なのか?(who)
ミステリとして捉えると、まずは特殊設定そのものを探り、それを解明したあとに、本筋の事件に入っていくという感じだろうか。
まさかこういうトリックが使われているとは思っていなかったのでとても驚かされたが、確かに伏線はしっかり配置されている。やはり巧い。
ラノベのようなキャラクターで青春小説の側面を持ちながらも、雰囲気はホラーであり、そしてミステリ作家としての能力も遺憾なく発揮されている。
誰もが楽しめそうな作品。