導かれし者 流浪のストライカー、福田健二の闘い (角川文庫 す 100-4)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000090
作品紹介・あらすじ
小学5年生の時、母親が自ら命を絶った。息子に残されていたのは、わずか3行の遺書だった。好きなサッカーで 世界に胸を張れる 選手になって下さい。孤高のFW福田健二は、その言葉に導かれるように海外を渡り歩いてきた。幾度となく立ちはだかる高い壁にひたすら挑み続けた。そして気づいた妻と愛娘の存在の大きさ。家族とは、絆とは何か。ひとりの男の生き様を描いた、壮絶ドキュメント。角川文庫スポーツ部シリーズ第4弾。
感想・レビュー・書評
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あの福田選手が、このような経過を辿っていたことに驚いた。
ヌマンシアでの決断が違っていれば…という気持ちがどうしても拭えず、きっと彼の周囲の人もそうなのだろうが、それを本人が納得しているなら何も言うことはないのだろう。
精密な取材に基づくノンフィクション。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泣きました。
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海外組の一人として、福田健二の生き様には注目していたつもりだったが、バックグラウンドに母の死があるとは知らなかった。サッカー選手としての生き様と家族の形を模索する話。南米や欧州のクラブ事情もわかり、本のボリュームの割には与えられたものが多い。
気になったのが、取材対象にあまりに近いせいなのか、書きたいことが多すぎて整理がついていないのでは、と思えた点。
角川文庫スポーツ部シリーズ、もうちょっと読んでみようかな。 -
久々にノンフィクションを読んで鳥肌がたった。
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どこか気になるフットボーラー,福田健二選手のドキュメント.本書は2007年に発売されたものを改題,加筆・修正したもの.不器用な男が世界で戦って行く姿が物語として紡がれている.たらればを言っても仕方がないが,不器用な生き方をしなかったら・・・,と感じる部分もある.しかし,それを含めて福田選手なんだと納得した.