源氏物語はなぜ書かれたのか (角川文庫)

  • 角川書店 (2011年11月25日発売)
3.18
  • (4)
  • (9)
  • (19)
  • (4)
  • (3)
本棚登録 : 116
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784041000144

作品紹介・あらすじ

藤原氏全盛の平安時代。女性に愛され出世も果たす『源氏物語』の主人公は藤原氏であるべき。なのになぜ”源氏”を主人公に据えたのか? ――当時の政治構造や文献をひもときながら、謎を解き明かす。

みんなの感想まとめ

作品は、平安時代の『源氏物語』が書かれた背景や意図を探求する内容で、特に怨霊信仰というテーマが現代にも影響を与えていることに焦点を当てています。読者は、歴史や文化を紐解くことで、作品の深い意味を理解し...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本史で受験したのでふと読んでみました。
    何故あの作品が書かれたのか、素人でも本当にわかり易い!マンガ好きの私にとって、本作のメインテーマである怨霊信仰は非常に心に刺さりました。確実に現代のマンガまで怨霊信仰は作者の無意識的に生きていると思います。

  • 世界最古の物語に隠されたものを知っていますか。

    日本文学と歴史学って共通して研究している人はいないのか。言われていることが、意外というか、なぜ今まで指摘されなかったのだろう、という疑問。

  • 最初に源氏物語の入門書と書いてあったので映画便乗の入門書だと思って読み始めたら、題名通りのなぜ書かれたのか、という日本の文化や歴史的背景の話だったのでびっくりでした。源氏物語自体は何人かの方の訳で読んだことがありますが普通に恋物語としてしか読んでいなかったので日本の言霊や歴史的背景を知ったことであらためて源氏物語の世界に浸ってみたくなりました。きっと受ける印象も変わってくるでしょう。

  • 井沢先生による源氏物語解説。分かりやすいのだが、だんだん源氏物語と関係なくなってくる。

  • 日本の歴史は言霊、怨霊信仰によって繰り返されていることが理解できる。

    紫式部の正体とは誰なのか?

    荘園の目的とはなんだったのか?

    藤原時代に何故ライバルである源氏を立てる物語が書けたのか?

    同様に鎌倉(源)時代に何故平家物語を書けたのか?

    素朴な疑問を開放してくれる一冊。

  • 源氏物語が書かれた時代なんて考えたこともなかった。藤原氏全盛期にライバルの源氏の隆盛の話なんて、確かにおかしな話で、怨霊鎮魂のために書かれたという本書の説は、私の中にストンと収まる内容でした。
    ただ、井沢さんの文章がたまにかちんと来る書き方なのがちょっと残念。

  • 日本の歴史に綿々と流れる怨霊信仰と言霊信仰。
    罪なき者が非業の死を遂げる→怨霊になる→鎮めるために祀る。(怨霊封じ)
    言葉に出したものは具現化する→言葉にしない。
    源氏物語も怨霊封じ。
    歴史学者、国文学者では起きない発想。

  • 怨霊信仰が「源氏物語」を生んだ 奇異なのは、式部が「源氏物語」を書くことを奨励したのは道長その人なのである

  • 怨霊信仰の観点から源氏物語の謎を紐解いていくもの.井沢氏の日本史もので一貫して主張されている考えがベースとなっている.

  • 2011/11/25 Amazonより届く。
    2016/1/31〜2/3

    源氏物語が怨霊鎮魂の書である、といあ井沢説は以前別の作品でも書かれていたのを読んだことがある。文庫の帯に、これまでにない入門書、と書かれているが、入門書というのはちょっと違うだろう(笑)。巻末の国文学者、上野誠氏との対談が面白かった。学者さんも内心忸怩たる思いを抱えてることがよく分かった。

全10件中 1 - 10件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。『逆説の日本史』シリーズ(小学館)は、単行本・文庫本・コミック版で累計580万部突破の超ベスト&ロングセラーとなっている。 著書に『紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのか』(PHP研究所)、『学校では教えてくれない日本史の授業』『「誤解」の日本史』(ともにPHP文庫)、『歴史・経済・文化の論点がわかる お金の日本史 完全版』(KADOKAWA)、『徳川15代の定説を覆す』(宝島社新書)など多数。

「2026年 『怨霊と鎮魂で読み解く日本芸能史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井沢元彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×