源氏物語はなぜ書かれたのか (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 76
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000144

作品紹介・あらすじ

『源氏物語』には数々の謎がある。藤原氏全盛の時代に、敗者であった源氏を名乗る若者が女性にモテて、政治的にも藤原氏を圧倒する物語を、なぜ書くことが出来たのか。紫式部は藤原家の出で、主人である中宮・彰子の父親は藤原道長なのに。さらに奇異なのは、式部が『源氏物語』を書くことを奨励していたのは、道長その人なのである…。この謎を解明する鍵とは何か?『源氏物語』を深く、面白く読み解くための指南書。

感想・レビュー・書評

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  • 『源氏物語』=怨霊鎮魂の書、説。ヤマト朝廷関連だから、いずれ代理たちの葛藤ではないかと予測する。いま(私は)『猿の惑星』の原作を探して読みたい。 84

  • 井沢先生による源氏物語解説。分かりやすいのだが、だんだん源氏物語と関係なくなってくる。

  • 日本の歴史は言霊、怨霊信仰によって繰り返されていることが理解できる。

    紫式部の正体とは誰なのか?

    荘園の目的とはなんだったのか?

    藤原時代に何故ライバルである源氏を立てる物語が書けたのか?

    同様に鎌倉(源)時代に何故平家物語を書けたのか?

    素朴な疑問を開放してくれる一冊。

  • 源氏物語が書かれた時代なんて考えたこともなかった。藤原氏全盛期にライバルの源氏の隆盛の話なんて、確かにおかしな話で、怨霊鎮魂のために書かれたという本書の説は、私の中にストンと収まる内容でした。
    ただ、井沢さんの文章がたまにかちんと来る書き方なのがちょっと残念。

  • 日本の歴史に綿々と流れる怨霊信仰と言霊信仰。
    罪なき者が非業の死を遂げる→怨霊になる→鎮めるために祀る。(怨霊封じ)
    言葉に出したものは具現化する→言葉にしない。
    源氏物語も怨霊封じ。
    歴史学者、国文学者では起きない発想。

  • 怨霊信仰が「源氏物語」を生んだ 奇異なのは、式部が「源氏物語」を書くことを奨励したのは道長その人なのである

  • 逆説の日本史のダイジェスト版というか、焼き直しというか、逆説の日本史を読んでしまっているので目新しさはなかった。
    ただ、源氏物語のざっくりあらすじを書いててくれてるので、そこは参考になった(笑)

  • 怨霊信仰の観点から源氏物語の謎を紐解いていくもの.井沢氏の日本史もので一貫して主張されている考えがベースとなっている.

  • 2011/11/25 Amazonより届く。
    2016/1/31〜2/3

    源氏物語が怨霊鎮魂の書である、といあ井沢説は以前別の作品でも書かれていたのを読んだことがある。文庫の帯に、これまでにない入門書、と書かれているが、入門書というのはちょっと違うだろう(笑)。巻末の国文学者、上野誠氏との対談が面白かった。学者さんも内心忸怩たる思いを抱えてることがよく分かった。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』シリーズ、『井沢元彦の激闘の日本史』シリーズ(ともにKADOKAWA)など多数。

「2018年 『天皇の日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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