香と日本人 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000151

作品紹介・あらすじ

千四百年前、淡路島にたどりついた1本の流木を島人たちが火にくべたところ、得も言われぬ芳香が。仏教とともに伝えられた「香文化」を知る聖徳太子は「香木」だとすぐに見抜いたといいます。そして千年前、『源氏物語』の時代に人々は「香」で愛情を伝えました。鎌倉時代の武家は香木を兜に焚きしめ、室町時代に香は「香道」という芸道になりました。世界が賞賛する日本文化「香」の物語を、「香文化の伝道師」がわかりやすく綴る癒しのエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の伝統的な香、お線香や香道について、勝手に思い込んでいたよりも、身近に感じられるようになる1冊。「ふくいく」っていう香りの表現が大好きです。質の良い香を試したくなりました。香道の体験レッスンも行ってみたくなって、すっかり香にはまりそうです。

  • 日本の香道と香りについてわかりやすく簡潔に綴ったエッセイ。
    私のような初学者には読みやすく、興味深い話が沢山つまっていた。

  • 日本の香りの歴史の概要が学べるとともに、香りを起点として、文学、演劇、歴史へと興味の扉が次々と開かれていき、読んでいて、とても楽しかった。
    200頁足らずのエッセイで、簡潔にわかりやすく書いてあるので、さらさら読める。そして、読み終わったときには、お香を焚いてみたくなる・・、そんな本でした。

    源氏物語を香文学として捉える視点は興味深かった。登場人物の心を香で表現し、読者もその香が意味することを理解することで、共感度と臨場感が高められ、物語の奥行きが増していく・・。そうした香りの効果を考え、物語を紡いだ紫式部の才能にあらためて心打たれた。

    その他、三島由紀夫演出の『サロメ』が上演された際、舞台で焚かれた香水香「花の花」や、香原料と絹糸を何度も漬け込んでつくる香染めなど、実際に出会ってみたい香りがいくつも出てきた。

  • 香の成り立ちや文化を解りやすく紹介してくれた本。香水香は一度見てみたい。香十は銀座にもあるので行ってみようかな……

    源氏物語と香のくだりは面白かったですが、紫式部と清少納言をあたかも性格の違いで相手への対応が違ったように書かれていましたが、紫式部が出仕した頃には既に清少納言は引退していなかったでしょうか? 諸説あるのでしょうか。

  • 源氏物語関連本を読み始めて興味を持った一冊。一休宗純の「香十徳」を初めて知ったが、香の本質を見事に表現する心に残る四十文字だ。

  • 書店で発見しきになっている一冊。アロマセラピーの実践と学びを始めているが、日本にも古くから香りに文化があるので、そこを学んで見たい。京都には「香道」というものもあるらしい。

  • 香道を初めたばかりだが、香席を体験しながらのおけいこではなかなかわからないことも多い。
    沈香や立国五味についての説明、香道の成り立ちの歴史などに触れていて役に立つ。
    源氏香だけでなく組香についても詳しく述べて欲しかった。

  • 香りの歴史から現在の姿まで。
    源氏物語を香りから深く読み解くのは良かったです。読んだことはありますが香りについて知っているのと知らないのでは物語の奥深さがまるで違いました。もっと沢山の帖で解説して欲しいくらいです。
    香道についてももっと知りたくなりました。

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