バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 133
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000342

感想・レビュー・書評

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  • 今回は面白かった!
    真相が気になってページを進めるのが楽しかったです。

  • 題材が吸血鬼ってことで、いよいよオカルト展開か?と読み進めるも、いつもの謎解きで終幕。それでもラストに匂わせジュリアが登場で、ソワッてなったし、一応科学的根拠を提示されるも、それだけではないオカルトチックな含みを持たせてる辺りが良かった。

  • 個人的にとても好きな話だった。

  • 今回は奇跡調査というよりオカルト調査になってしまった平賀とロベルト。
    持ち前の知的好奇心で突き進んでいく2人が好き。

    様々な奇妙な現象は平賀によってことごとく科学的に解明されてしまう。

    現象については解けたけれど相変わらずジュリア司祭が謎のまま。
    最後のブラム・ストーカーの話も謎のまま...

  • バチカンシリーズ5作目!
    今回は吸血鬼の話。
    カタカナの名前がいつもよりも多い気が…(笑)。
    それゆえ、なかなか内容が入ってこなくて
    誰だっけ状態が発揮されて読み終わるまで
    時間がかなりかかった(>_<)
    でもやはり安定感の面白さ!!
    まさかの結末にびっくり!
    今回はジュリア司祭出てこないと思ってたら
    最後の最後で影が見え隠れ( 笑 )
    日本にはいないにしても
    英国には今でも吸血鬼存在していそうな…。
    個人的にはエルトン伯爵とシャルロット嬢に
    幸せになって欲しいと思う!
    6巻目も楽しみ!!

  • だいすきなバチカンシリーズで念願のイギリス!だいすきなイギリスが舞台!嬉しかったです。そして吸血鬼。面白かったです。
    毎度のごとく、安定して後半でダダダッと解決されますが、まあこれはこれで。このシリーズの特徴だなあと第五弾にしてある意味落ち着きました。
    今回は奇跡調査と関係なかったのも良かったなあ。ジュリア司祭がまた出てきたのはびっくりだったけれど、続きものとしては嬉しかったのでよし。
    2015.12.10

  • 平賀神父て何だかんだで事件に巻き込まれてる(笑)
    思わせぶりなラストも良いな♡

  • 平賀神父とロベルト神父の事件簿(?)の第5弾

    吸血鬼伝説が残るイギリスでの事件。

    ひとつは、吸血鬼に駆られた猟奇的な殺人事件と、本物の吸血鬼による殺人事件が交叉して進んでいく。。。


    こんなかんじだったが、本物の吸血鬼たるアダルバードは死んだと思われていたが、まだ死んでいなかった、という最後の伏線。

    これで、平賀神父とロベルト神父に対抗するものとして、ガルドウネのジュリア司祭・前巻にいた呪術師?的な女性、そして吸血鬼のアダルバード。

    次巻以降の展開として、平賀神父とロベルト神父VS彼らの構図が描かれるのだろうか・・・

    最後の展開としては、今期のアダルバードたるエルトン伯爵が平賀神父とロベルト神父に赦しを求めたことにより・・・みたいになると予想してみた。

  • シリーズ第五作。今回は奇跡調査ではなく、偶然に行き当たった不可解な事件を解決する神父コンビ。「吸血鬼」といういかにも、なテーマなのだけど。それに関する薀蓄や考察も面白くって。事件の謎にも意外性があって、ものすごく楽しめました。というより、このシリーズだからちゃんと合理的に解決されるだろうなあ、と思ってはいるものの。それでも解決されちゃったのにはびっくりでした。不可解な謎が多すぎた!
    吸血鬼の甦りの真相は悲惨だなあ……でもそれを明らかにしない彼らの解決は見事。あんな真相、誰も知りたくないよね。
    そしてまたしても陰で暗躍しそうなあの人……このシリーズ、まだまだ気が抜けなさそうです。

  • 2011年10月26日読了

    今回の題材は吸血鬼。
    一番スタンダードな謎に来ましたね。でも、まさかああいう風に解き明かせるとは思いもしなかった。そういう見解の仕方もあるんだなと逆に感心。そうか、吸血鬼も科学で解けない事はないんだな。

    信頼と安定のコンビネーションが最高でした。
    最近は平賀よりも、なにかとロベルトが面倒事(変に気に入られたり)をしょい込むことが多いような気がする。前は平賀自身は気にしてないのに目につけられていることが多かったのに(笑)
    まぁ、あたしもロベルト派なので何とも言えないけどww
    毎度ロベルトの知識の深さには感服する。いくら古文書解読エキスパートと言えど、あの膨大な知識を記憶にとどめておくことは難しいと思うよ…ホント、天才なんだな。

    最後の最後であのお方の話が出てきたので、次はあのお方が何かしでかしてくるのかもしれないなぁ。
    楽しくてすぐ読んじゃったのでもったいない!!

著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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